低い音も高い音も思うように出すことができるのって憧れますよね。そこで今回は、音域を広げるためのボイストレーニング方法について徹底解説します。
また、音域を広げるために知っておきたい、自分の音域を確かめる方法や、間違った方法についても解説します。今より音域を広げて、楽しく歌を歌えるようになりましょう。
目次
音域を広げるために有効なボイストレーニングの方法を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずはリップロールをおこないましょう。音域を広げるためには、声帯が薄く伸びる必要があります。声帯や周辺筋(特に輪状甲状筋)が固く、伸びない状態のときに無理やり声を出そうとすると、喉を傷めてしまう可能性があります。
リップロールは唇や表情筋をリラックスさせる練習にもなるため、ボイトレとして取り入れてみましょう。
以下の記事では、リップロールの基本を詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
【あわせて読みたい】リップロールの基本的なやり方やおすすめの練習法を紹介
声帯のストレッチも音域を広げるために役立ちます。音域を広げるためには、声帯の伸縮が大切です。声帯が伸縮するには、喉仏(甲状軟骨)が自由に動く必要があります。
喉仏は頭蓋骨から茎突咽頭筋によって吊り下げられており、そのストレッチをすることで動きがスムーズになります。
声帯のストレッチについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】声帯を整える4つのストレッチ方法を分かりやすく解説
サイレン発声は、とてもシンプルでありながら効果の高い発声エクササイズの1つです。低音から高音まで「あーーーーー」と、サイレンのような発声を繰り返します。
甲子園球場のサイレンの音を思い出すとわかりやすいと思います(実際、2008年ごろまでの60数年間は女性が発声していたそうです)。
これらの発声を繰り返すことで、次第に出せる低音、高音の幅が広がっていきます。
個人差がありますが、一般的に男性の音域は女性より低く、女性の音域は男性より高いとされています。具体的には、以下のとおりです。
次の章では、自分の音域を知る方法をご紹介します。
音域を広げるためには、まず自分の今の音域を知っておく必要があります。しかし、自分の音域がどのくらいかわからない人もいるでしょう。
ここでは、現在の自分の音域を確かめる3つの方法を紹介します。簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
自分の音域を簡単に調べる方法として、まずスマホのアプリを使った方法が挙げられます。アプリを起動して自分が出せる音域の一番低い音と高い音を聞かせることで、どれくらいの音域があるのか瞬時に測定してくれます。
たとえば、「カラオケ診断! 音域測定や 音程診断 曲採点 声診断 アプリ」といったものがあります。ほかにもさまざまなアプリがあるので、自分に合ったものを見つけましょう。
YouTubeを使って音域を調べる方法もあります。Youtubeには声域調査ができる動画があり、動画に合わせて声を出すことで音域がどの程度か簡単に確かめられます。
たとえば、以下のような動画もあります。
ただ、本当に出せているのか、音が合っているのかは自分で判断しなければならないため、必ずしも正確な音域がわかるとはいえません。
出典:ボイストレーナーと音域チェック!あなたの声は何オクターブ?
家ではしっかり声が出せないという場合は、カラオケを使った音域チェックがおすすめです。
DAMのカラオケにはボイストレーニング機能があります。この機能のなかに音域チェックというメニューがあり、そのメニューの指示に従えば簡単に音域がチェックできるので、ぜひ活用してみてください。
音域を広げたいと独学で頑張っている人のなかには、残念ながら間違った方法で取り組んでいる人もいます。よくある間違いは以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
どんなエクササイズでも、不必要に力を入れたり、大声を出したりする必要はありません。特に音域を広げるには、喉の周辺筋をストレッチすることが大事なので、大声である必要はありません。
むしろ不必要な量の呼気(吐く息)だと、ストレッチを阻止することもあるので注意が必要です。
音域を広げる練習で、音程を気にする必要はありません。音域を広げることと、音程をよくすることは別の話なのです。
まずは今出る音よりもさらに低い音、もしくは高い音が出るかどうかに意識をおいて練習しましょう。
音域を広げたいからといって、高い音だけ、低い音だけを練習するのは避けましょう。高い声を出すための筋肉(特に輪状甲状筋)と低い声を出すための筋肉(特に輪状披裂筋)をバランスよく鍛えることで、音域を広げることができます。
どちらか一方だけを鍛えることよりも、どちらも同時に鍛える意識を持つことが大切です。それだけで、スピーディーかつ安全に音域を広げていけるでしょう。
高い声が出ない人は、大抵「地声で出せる音域を広げたい」と考えます。しかし、多くのボーカリストは、地声だけでなく裏声や、裏声を加工した「ミックスボイス」と呼ばれる発声法を合わせて駆使することで、地声で発声するのに難しい音域の発声を手に入れています。
そのため、地声の強い声にこだわりすぎず、裏声(特にファルセット)を美しく発声できるようトレーニングすることも大切です。
裏声を出すコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
【あわせて読みたい】裏声の出し方のコツとは?裏声を鍛えるメリットもわかりやすく解説!
今回は、音域を広げるためのボイストレーニングやよくある間違った方法、自分の音域を確かめる方法などについて解説しました。
ボイストレーニングは自宅でもできる方法がいろいろありますが、間違った方法で練習すると声がうまく出せなくなることがあります。「独学でこれ以上音域を広げるのが難しい……」と感じているなら、プロにボイストレーニングを依頼するのがおすすめです。正しい方法で教えてくれるので、喉を痛める心配もありません。
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