音感は大人でも確実に鍛えられます。そのために効果的なのが、毎日少しずつ続けられる「音感トレーニング」です。
「昔から音痴だから…」
「絶対音感がないから無理!」
と思う必要はありません。音楽に必要な能力の多くは、相対音感を伸ばすことで着実にレベルアップしていきます。
この記事では、絶対音感と相対音感の違いをはじめ、大人でも無理なく取り組める音感トレーニングの方法や、スキマ時間で耳を鍛えられる便利なアプリなど、初心者でも理解しやすいように解説します。
音感を身につけて歌をもっと楽しみたい大人の方向けの実践的なガイドです。この記事を読みながら、あなたもぜひ音感アップの第一歩を踏み出してください。
目次
音感とは「音の高さを正確に聞き分け、理解する能力」のことです。音感には大きく分けて絶対音感と相対音感があり、それぞれ役割が異なります。
「どちらかが優れている」というものではなく、歌や楽器演奏をするうえで必要な能力も異なるため、まずはこの2つの違いを知ることが大切です。
絶対音感とは、基準となる音を使わずに単音を聞いただけでどの音なのか判別できる能力です。
絶対音感といっても、人によって聞こえる音の範囲は異なります。単音が正確に判別できる方、生活音がピアノでどの音にあたるか判別できる方など、さまざまです。
絶対音感を育てやすいのは、聴覚が発達する2〜6歳頃といわれています。この時期に専用のトレーニングをすることによって、絶対音感が身につく可能性が上がります。また、お子さんの場合は楽しんで習得することも大切です。
ただし、大人になると絶対音感を身につけることはかなり難しいといわれています。
相対音感とは、ある音を基準としたとき、別の音がその基準に対してどれだけ離れているか(音程)を聞き分けられる能力です。
たとえば、「ド」の音を聞いた後で「ミ」の音を聞いたとき、ドからミまでの音程(長3度)を認識できるのが相対音感です。楽譜が読める人であれば、聞いたメロディを階名(ドレミ)で歌えます。
相対音感は、大人になってからでもトレーニングによって習得・向上することが可能です。

相対音感は、毎日の少しずつの積み重ねで着実に向上させられます。ここでは、手軽に始められるトレーニングを3つご紹介します。
これらのトレーニングを続けることで、音程のブレが少なくなり、安定した歌声へと近づいていきます。
模唱トレーニングとは、聞こえてきたメロディやフレーズをそのまま声で真似する練習のことです。曲を短いフレーズに分けて丁寧に再現していくことで、音の上がり下がりや音程の距離を自然にとらえられるようになります。
特に重要なのは、一音ずつ確かめるように合わせること。また、大きな声で歌う必要はなく、小さな声で落ち着いて取り組むほうが、耳をしっかり使えるため効果的です。
練習曲には、テンポの速い楽曲よりも、ゆっくりめのバラードを選ぶのがおすすめです。メロディの変化がゆっくりなので、音程の違いを聞き取りやすく、相対音感を鍛えるトレーニングに適しています。
ピアノやギターなど、自分で音を鳴らしながら声を合わせていく練習は、相対音感を鍛えるうえで効果的です。
まずはピアノで「ド」の音を鳴らし、その音をできるだけ正確に声で再現することから始めてみましょう。慣れてきたら、「ド→ミ→ソ」といった少し音が離れた音程にも挑戦してみてください。
こうした跳躍音程を正確に合わせられるようになると、メロディの大きな動きにも対応しやすくなり、歌ったときの音程の安定感がぐっと高まります。さらにレベルアップしたい場合は、ランダムに音を鳴らし、その都度耳で判断して声を合わせる練習を取り入れてみてください。
アプリを使った練習は、自宅で手軽に実践できるのが魅力です。アプリでは、流れてくる音を聞いて正しい音程を当てたり、自分の声のピッチを画面上で確認したりと、耳と声の両方をバランスよく鍛えられます。
出題される問題を繰り返すうちに、自然と音の違いを聞き分ける力が身についていくため、初心者でも続けやすい点が大きなメリット。
さらに、通勤や休憩時間などのちょっとしたスキマ時間にも取り組めるため、無理なく習慣化でき、音感の成長が早く感じられるトレーニング方法です。

ここからは、初心者でも使いやすいおすすめの音感トレーニングアプリを5つ厳選してご紹介します。
アプリなら、音程の聞き取りやピッチの確認などを、ゲーム感覚で楽しみながら練習できます。それぞれ特徴が異なるため、自分に合ったアプリを見つけて、効率よく音感を鍛えましょう。
「ずっしーの音感トレーニング」は、アプリから流れてくる2つの音を当てていくアプリです。ゲームプレイ中に流れるBGMは、音感を鍛えるための「調」を判別するための伴奏になっており、自然に相対音感を身につけられる仕組みが整っています。
アプリで遊ぶたびに、アプリ内で使用できるコインを獲得でき、BGMなどの要素が解放できます。ゲーム感覚の学習で、楽しく音感を身につけられるアプリです。
「Music Tutor」は、耳のトレーニングに役立つゲーム感覚のアプリです。表示された音符の音名を当てるクイズアプリで、楽譜の読み方もゲーム感覚で身につけられるのが特徴です。
音声つきで、楽譜を見ずに音を聞き取る練習にも使えるため、音感トレーニングとしても十分活用できます。アプリ内の表記が英語のみのため、最初の設定やルール理解に少し手こずる可能性がある点は注意が必要です。
「utaco」は、声を分析して音域を診断し、歌いやすい曲を提案してくれるアプリです。10秒ほどの音声入力でおおよその音域がわかり、曲を登録するほど判定はさらに精度を増します。
さらに、歌いやすいキー設定も自動で教えてくれるため、これまで歌いづらかった曲も気持ちよく歌えるようになります。音域の可視化は音程の理解にも役立ち、カラオケ選曲だけでなく音感トレーニングとしても活用可能です。
「絶対音感トレーニング」は、アプリから聞こえてくる音を聞いて正しい音を当てるアプリです。通知アラーム機能があり、目覚まし時計として使いながらトレーニングすることも可能です。
トレーニングモードでは、クイズ音のあとに音名と「ドレミファソラシド」が再生されます。実際に今ご自身がどれくらい音を聞き分けられるのかをチェックするためにも、適したアプリといえるでしょう。
ダウンロードはこちら(iOS)
「コードゲーム」は、複数の音が重なった和音(コード)を聞き分ける力を鍛えられるアプリです。コードが判別できるようになると、メロディの背景にある音の響きまで意識できるため、歌うときの音程の安定感や表現力の向上に役立ちます。
ゲーム感覚で問題に挑戦できるので、飽きずに続けられる点も魅力です。ボーカルだけでなく、楽器演奏や作曲にも活かせる音感トレーニングアプリといえるでしょう。
ダウンロードはこちら(iOS)
お子さんの場合、多くの音楽スクールで音感教育や絶対音感を養うレッスンがおこなわれています。特に2〜6歳の間にピアノを習うと、絶対音感を身につけられる可能性が高まるためおすすめです。
一方で、大人が絶対音感を習得するためのスクールはほとんどありません。しかし、多くのスクールでは相対音感を鍛えるレッスンを提供しており、音程感覚や耳の使い方を効率的に身につけられます。
高い精度の音感が身につけば、楽譜やコード譜の作成スピードや正確性も上がり、バンド演奏や音楽活動の幅を広げることにもつながります。近くに音楽教室がない場合でも、オンラインレッスンをおこなっているスクールが増えているため、自宅にいながらトレーニングを受けられるのも大きなメリットです。
音感を鍛えると、歌の音程が安定し、好きな曲をより気持ちよく歌えるようになります。
大人でも、模唱トレーニングや楽器、音感アプリを使えば少しずつ耳が鍛えられるでしょう。スクールやオンラインレッスンを取り入れれば、効率的に上達することも可能です。
今日からコツコツ続けることで、あなたの歌声を確実に進化させていきましょう。
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