ベースの指弾きが疲れる原因とおすすめの対処法まとめ

演奏テクニック

2021/06/18

ベースの指弾きが疲れる原因とおすすめの対処法まとめ

ベースの演奏方法の中でも代表的なのがツーフィンガー奏法です。

指弾きは見た目がかっこいいだけでなく、丸みのある音が出る、スピーディーに演奏ができるなどメリットがたくさんあります。

ですが指弾きをマスターしたい!と練習していると、途中で指が疲れてしまう方は多いです。

どうして指が疲れてしまうのかの原因と、指を疲れさせないための対処法を取り入れることで指弾きを諦めずにマスターできます。

ベースの指弾きについて詳しく理解していきましょう。

ベースの指弾きが疲れる原因

まずはベースの指弾きが疲れる原因として挙げられる3つの要素を解説します。

とくにベース初心者の方はこれらの状況に陥っている可能性が高いので、自分のフォームを確認しましょう。

指に力が入りすぎている

指弾きをすると指が痛くなる最大の原因は指に力が入りすぎているためです。

長時間指弾きで演奏し続けたいのであれば脱力はなによりも大切です。

指に力を入れて弾いていると普段使わない指の力を酷使してしまい、思うように指が動かない、早いテンポに追いつけない、リズムが狂うなどの原因になります。

指弾きで疲れてしまうのを改善したい場合は常に指に気を配り、今脱力できているかどうかをその都度よく確認しましょう。

指先の力だけで演奏している

指先の力だけで演奏をしていると指が疲れやすくなります。

ベースの指弾きは指だけでおこなうものではなく、肩から肘、手首と、腕全体をつかっておこなうものです。

それぞれの関節に力を分散させて演奏することで指が疲れにくく、また脱力もしやすくなります。

指弾きをしているとすぐに指が疲れる、痛くなる場合は右腕全体のフォームを見直した方がいいでしょう。

無理な姿勢で演奏していないか、毎回フォームが違うということになっていないか、鏡を見ながらチェックしてみてください。

基礎の練習ができていない

指弾きで疲れないようになるためにはある程度の基礎練習も必要です。

いきなりプロの楽曲の楽譜にチャレンジしてモチベーションをアップさせたい気持ちもわかりますが、まずは基礎練習を大切に重ねていきましょう。

基礎の練習ができていないと指弾き自体も見よう見まねのまま上達せず、演奏もちぐはぐなものになってしまいます。

きちんとしたフォーム、テンポを守る、音を均一に出すなど、ベーシストとして絶対に身につけておきたいスキルを習得できますので、基礎練習はかならずおこないましょう。

ベースの指弾きが疲れる原因を解消するには?

エレキベースを膝に置く男性

ベースの指弾きが疲れてしまう原因がわかったら、その原因を解消してくれる対処法を練習に取り入れましょう。

文字であらわすのは簡単ですが、実際に体が慣れるまでには時間がかかります。

指弾きで疲れないようになるにはとにかくベースとしっかり向き合う時間を取ること、短時間でもいいので毎日ベースに触って感覚を掴むことが大切です。

指先の無駄な力を抜く

指先に力が入っていると指弾きが疲れやすくなってしまいます。

また、力んだ状態では指をスムーズに動かせず、早いテンポの曲に乗り遅れる、リズムが狂う原因にもなります。

力の入れすぎはベースの演奏に大きな支障をきたしますので、可能な限り無駄な力は抜くようにしましょう。

気づくと指に力が入っているという方は常に指先の力の入り具合を意識すること、腕全体を意識することも大切です。

演奏前に指のストレッチをして指の緊張をほぐすのもおすすめです。

腕全体を意識して演奏する

肩、肘、手首、指先と、右腕全体を使って指弾きをすることで指が疲れにくくなるだけでなくフォームも安定して一定の音を出し続けられるようになります。

右腕全体がリラックスできる角度、ベースに指をあてやすい角度を探して、自分なりのベストなポジションで演奏の練習を続けましょう。

ロックミュージシャンのように低い位置でベースを構えて演奏するのはかっこいいですが、まだ指弾きをマスターしていない初心者には難易度が高いためおすすめできません。

とにかく指弾きに慣れる練習をする

指弾きに慣れるにはとにかく基礎練習を重ねることも大切です。

基礎練習とは、例えば一曲分の長さをひたすら8ビートのリズムを刻み続けるなどです。

地味な練習ではありますが指弾きのフォームを体に染みつかせることもできるので非常に効果的です。

さらに、ずっと続けていると力を抜いて指を動かし続けるコツも掴めてきます。その感覚で楽曲の演奏に挑むと、指弾きをしていても疲れにくくなるでしょう。

ルート弾きの基礎練習だけでは飽きてしまう方は、さまざまなフレーズを取り入れてみるのもおすすめです。

その際、どの音でも一定の音量か、リズムは狂っていないか、余計な力を入れていないかなども確認しながら練習しましょう。

ベースの指弾きが上手くいくコツ

ベースの演奏

ベースの指引きが上手くいかないときに役立つコツを3つ紹介します。

指弾きをすると音が不揃いになる、毎回違う音が鳴るなどのお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

人差し指と中指の位置を揃える

ベースの指弾きは人差し指と中指でおこなうのが一般的です。

人差し指と中指は長さが違いますが、この二本の指を垂直にベースに当てると二本の指のフォームはバラバラになってしまいます。

指弾きをする際は人差し指と中指を揃えて斜めにし、二本の指が同じ角度で弦に触れるようにフォームを整えましょう。

そうすることで人差し指も中指も同じフォームでベースを演奏できます。

指が弦に当たる位置を常に一定にする

指弾きをすると音にムラが生じる場合、弦に当たる指の面が毎回違っている可能性があります。

指弾きを安定させるためには常に指の同じ面を弦に当てることがポイントです。

指のとくに先端部分を弦に当てるように意識しましょう。

指の広い面が痛くなる、毎回痛くなる場所が違う場合はとくに今一度指の位置に注意してみてください。

必要以上に弦を強く弾かない

音を大きく出そうとするあまり強い力で弾こうとすると指に余計な力が入り疲れやすくなってしまいます。

それだけでなくテンポが遅れる、リズムが狂うなどの原因にもなります。

弾いたあとの指が別の弦に当たって余計な音が鳴る、ノイズが生じるということもあります。

必要以上に弦を強く弾かないよう、常に一定の力で弾けるよう練習を重ねましょう。

音を強調したい場合は指で強く弾くのではなく、腕全体の力を使うことも大切です。

疲れないベースの指弾き方法をマスターしよう

ベースの指弾きについて解説しました。

指弾きを長く続けていると指が疲れる場合、指弾きのフォームや力の入れ方が間違っている可能性があります。

この状態のまま指弾きを続けていると指が痛くなって演奏を続けられなくなる、さらにリズムやテンポが狂って聞いている人や演奏している人に不快感を与えてしまいます。

正しいフォームで、脱力した状態でベースの演奏ができれば長時間の指弾きも疲れにくいです。

まずは指弾きに慣れるための基礎練習から、指の力の抜き方や腕全体の使い方をマスターしましょう。

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