ボイストレーナーとして独立するには?資格の有無や準備方法を解説

ボイストレーニング

ボイストレーナーとして独立するための必須資格はありませんが、さまざまな事前準備が必要ですたとえば、開業方法や指導方針、レッスン場所は考えておく必要があります。

この記事では、ボイストレーナーの独立準備や心構えについて具体的に解説します。ボイストレーナーとして独立し、教室を開業したい方はぜひ参考にしてみてください。

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資格がなくてもボイストレーナーとして独立できる

ボイストレーナーには公的な資格がないため、歌や声に関する知識や指導のノウハウがあれば独立も可能です民間資格はあるので、技術やスキルを証明したい場合は取得を目指すのも一つの手です。

必須の資格がない反面、どのように自分や教室の魅力を発信するかが鍵となります。ボーカリストとしての活動経験や、カラオケ講師・ボイストレーナーとしての指導経験があるなら、実績を活かして集客につなげられるはずです。

最近では、発声理論(発声医科学)の知識を有していることも、ボイトレを希望する人に重要視されはじめています。また、独立に役立つ資格としては、生徒への対応に役立つコーチングや、柔軟性や筋力を高めるヨガインストラクターなども挙げられます。

資格ではありませんが、飲食店や販売などで培った接客技術も大いに役立つでしょう。自分の実績に応じて、追加したい資格や活かせる職務経験を考えてみるのがおすすめです。

ボイストレーナーとして独立するための準備

ボイストレーニングの教室を開業するには、以下のような準備が必要です。

  • 指導方針や対象者を考える
  • レッスン形態を考える
  • レッスンする場所や方法を考える
  • レッスン料金と集金方法を考える
  • 宣伝方法を考える
  • 開業資金を準備する
  • 事業計画書を作成する
  • 開業手続きをおこなう

それぞれの内容について、具体的に解説します。

1. 指導方針や対象者を考える

まず、ボイトレ教室でどのような指導をおこないたいか、指導方針を決めましょう教室のコンセプトが定まらないと、レッスン形態や宣伝内容も決まらないためです。

たとえば、レッスンの楽しさに重きを置くのと、テクニック重視の指導では対象になる生徒が異なります。もちろん両方を兼ね備えることで、ファンになってもらえる確率が上がるので、必ずしも分けて考える必要はありません。

自分の強みを活かして、教室コンセプトや対象年齢、対象レベルを考えてみましょう。

2. レッスン形態を考える

指導方針が決まったら、どのようなレッスン形態で指導をおこなうか考えましょう個人レッスンやグループレッスン、オンラインレッスンなど、どのレッスン形態を取るかで教室の広さや宣伝方法などが変わります。

たとえば、「初心者から上級者までレベルに応じた技術を教えたい」と考えるなら、個人レッスンが向いています。「仲間の輪を大切に、音楽の楽しさを教えたい」場合は、グループレッスンも有効でしょう。「場所を問わず日本全国から集客したい」と考えるなら、オンラインレッスンという方法もあります。

グループレッスンでは広めの場所の確保、オンラインレッスンでは機材の準備が必要です。自分がおこないたい指導に合わせ、実現可能なレッスン形態を考えてみましょう。

3. レッスンする場所や方法を考える

ボイトレ教室を開業するなら、以下のような場所が考えられます。

  • 自宅
  • スクール
  • 貸物件利用
  • 音楽スタジオ
  • 出張レッスン
  • オンラインレッスン

ここではそれぞれの内容について、具体的に解説します。

自宅

近隣に迷惑をかけない環境であれば、自宅での開業が可能です自宅外に教室を借りずに開業できるのがメリットです。

ただし、自宅が駅やバス停から遠い場所の場合、生徒のアクセス面の不安があります。場合によっては駐車場の確保が必要かもしれません。

スクール

個人事業主として契約ができるスクールもあります。広告費をかけず集客が叶うため、手っ取り早くスタートし、経験を積む方法としておすすめです。

また、スクールならではのイベント開催や、相談しあえる仲間ができるなど、メリットがたくさんあります。デメリットとしては、場合によっては報酬額の交渉をしたり、会社の条件に則る必要があるため、自由度は完全な個人事業よりは低くなるでしょう。

賃貸物件

賃貸物件やテナントを借り、ボイトレ教室を始める方法もあります立地を選べる点や、ほかの習い事や事業を同時に運営したい場合におすすめです。

デメリットは物件を借りる費用がかかることです。賃貸にかかわる初期費用や定期的な家賃が発生するため、それらを支払える資金を準備しなければならないでしょう。

音楽スタジオ

ボイトレ教室を開業する場所として、音楽スタジオを借りる方法もあります自宅や賃貸物件での開業が難しい場合や、初期費用を抑えたい人におすすめです。

ただし、毎回予約を取らなければならず、音楽スタジオまでの移動が負担になる可能性もあります。

出張レッスン

生徒が希望する場所に応じて出張レッスンをおこなう形態を取ることも可能です音楽スタジオやカラオケルーム、生徒の自宅などでレッスンをおこないます。

生徒側のメリットは高い一方、毎回講師が移動しなければならない点がデメリットです。交通費もかかるため、レッスン費用の設定も考えなければならないでしょう。

オンラインレッスン

教室を持たずに独立する方法として、オンラインレッスンで開業する方法がありますZoomなどのビデオ会議システムを使って指導します。

教室を借りずに全国から生徒を集められる反面、オンラインレッスンをおこなうための撮影機器などの準備が必要です。

4. レッスン料金と集金方法を考える

ボイトレ教室の開業準備では、レッスン料金の設定と徴収方法も考えておきましょう。近隣のボイトレ教室を参考に料金設定するのがおすすめです。

レッスン料金の集金方法は、1回ごとやチケット制、月謝制があります。月謝制の場合、生徒がレッスンを休んだ場合の対応も考えておくとよいでしょう。

支払い方法は現金集金や口座振替、クレジットカード決済などがありますそれぞれの方法について、メリットとデメリットをまとめました。

支払い方法 メリット デメリット
現金集金 ・決済システムの導入や決済手数料が不要 ・現金の管理が必要

・お釣りがある場合の対応が面倒

口座振替 ・現金管理の手間がかからない ・実際の入金まで時間がかかる場合がある

・生徒が振込手数料を負担しなければならない

クレジットカード決済 ・現金管理の手間がかからない ・決済システムの導入費用や、決済手数料が必要

メリットやデメリットを考慮し、どのような集金方法にするか考えてみましょう。

5. 宣伝方法を考える

生徒を集めるため、ボイトレ教室の宣伝方法も考えておきましょう。

教室の宣伝方法はチラシや地域コミュニティでの募集、SNSやウェブサイト利用などがありますチラシを作る場合は印刷、教室サイトを作る場合はサイト構築が必要です。

6. 開業資金を準備する

ボイストレーナーとして独立する際は、どのくらいの資金が必要かを見積もり、資金調達が可能か考えてみましょう。

開業には、設備や備品を導入するための開業資金や、教室の家賃や光熱費などの運営資金が必要ですまた、教室が軌道に乗るまでの生活費もあらかじめ準備しておく必要があります。

7. 事業計画書を作成する

これまで考えてきたアイデアをもとに、事業計画書を作成しましょう計画書を作ることで、独立が現実的に可能か、計画に無理はないかが確認できます。

また、金融機関などから融資を受ける場合も事業計画書は欠かせません。資金の使い道や収支の見通しを具体的にまとめ、実現可能な計画を立てることが大切です。

8. 開業手続きをおこなう

ボイストレーナーとして独立の準備が整ったら、開業手続きをおこないましょう。個人で開業する場合は、開業から1カ月以内に税務署に開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を提出します同時に「青色申告承認申請書」も提出するとよいでしょう。

従業員を雇う場合には、社会保険の手続きが必要となり、労働基準監督署とハローワークでの手続きが必要です。手続きがわからない場合は社会保険労務士に依頼する方法もあります。

起業については、国が設置する「よろず支援拠点」や各地の商工会などで相談できます。不明な点があれば、公的な相談機関を利用してみましょう。

ボイストレーナーの独立を成功させるための心構え

ボイストレーナーの独立を成功させるための心構えは以下のとおりです。

  • 生徒との信頼関係を大切にする
  • 指導技術を学び続ける
  • 経営の知識を学ぶ

それぞれの内容について、詳しく解説します。

生徒との信頼関係を大切にする

独立の成功には、生徒に寄り添った指導ができる講師になることが最も重要です個人教室は評判によって成り立つため、生徒との信頼関係がよい口コミや紹介につながります。

信頼関係を深める手段として、コーチングの技術を取り入れる方法があります。生徒との対話を通じて、レベルや目標に合わせた指導が可能になり、生徒の満足度アップにつながります。

このように、生徒に寄り添った指導が個人教室を成功させる鍵となるでしょう。

指導技術を学び続ける

ボイトレ教室を成功させるためには、講師自身が最新の指導法を学び続けることも不可欠ですよりよい指導をおこなうには、常に進化する指導技術に対応していく必要があります。

たとえば、ほかのボイストレーナーとの交流や、ボイストレーナーの講座などで新しい技術を吸収する方法も効果的です。

ボイストレーナーとしての価値を高めるためにも、時代に合った指導技術を学んでいきましょう。

経営の知識を学ぶ

独立を成功させるためには、指導技術だけでなく経営についても積極的に学ぶ必要があります経営の知識がないと、教室の持続的な運営が難しいためです。

具体的には、財務管理や会計処理の方法、効果的な集客方法などは、経営を続けていくうえで欠かせない要素です。経営関連の書籍やオンライン講座の受講で学ぶことができます。

安定した教室運営ができるよう、指導力と経営力の両方を身につけていきましょう。

ボイストレーナーの独立についてよくある質問

ここでは、ボイストレーナーの独立についてよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

ボイストレーナーの収入は?

カラオケ講師などボイストレーナーの年収は、250〜600万円前後といわれています独立した場合、実際の収入は必要経費などで変化するため、目安として考えましょう。

ボイストレーナー教室では著作権の手続きが必要?

個人教室やスクールで教える場合、個人的な著作権の手続きは不要ですただし、ケースによっては手続きが必要な場合もあります。どのような手続きが必要かは、JASRACにお問い合わせください。

未経験からボイストレーナーを目指すには?

「音楽の経験はあるけれど、ボイストレーナーは未経験」という人は、ボイストレーナー養成コースで指導方法を学ぶのが近道です指導実績豊富な講師から直接学べる教室を選べば、より実践的なスキルを身につけることができるでしょう。

ボイストレーナーとして指導方法を学ぶなら、新宿・渋谷・池袋・赤羽・銀座にあるBeeボーカルスクールの「ボイストレーナー養成コース」がおすすめです実際に生徒を指導する人気講師から、ボイストレーナーに必要な技術や知識を学べます。

ボイストレーナー養成コースでは、生徒のさまざまな要望に答えられるよう指導方法を教えてもらえるのも魅力です。レッスンのバリエーションが増え、指導者としての幅が広がるでしょう。

また、担当の講師を生徒に見立てた模擬レッスンで実践的なトレーニングもおこないます。客観的なアドバイスももらえるのでボイストレーナーとして成長を感じられるでしょう。

これからボイストレーナーを目指したい人は、ボイストレーナー養成コースのある教室の利用も考えてみましょう。

【あわせて読みたい】ボイストレーナーになるには?3つの方法と必要な資格やスキルを解説

事前準備の方法を知りボイストレーナーとして独立しよう

ボイストレーナーとして独立するには、さまざまな準備が必要です。

どのような形で開業するか決めるため、まずは指導方針やレッスン形態、レッスン場所を考えてみましょうまた、計画に合わせた開業資金を用意できるか、無理のない教室運営ができるかも重要なポイントです。

独立後も質のよいレッスンを提供するため、最新の指導技術を学ぶ必要があります。指導技術を高めたいなら、先にご紹介したBeeボーカルスクールの「ボイストレーナー養成コース」がおすすめです。無料体験レッスンもあるので、入会前に指導内容を確認できます。

この記事を参考に、ボイストレーナーとして独立準備を始めてみましょう。

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