歌が上手くなるための3つの練習方法を詳しく紹介

上達への近道

2021/06/04

投稿者: 西 貴正

歌が上手くなるための3つの練習方法を詳しく紹介

歌が下手な人を「音痴」と揶揄する表現があります。

「音程が外れてしまう」「リズムがとれない」など理由は様々ですが、歌唱力というものはちょっとしたコツを掴むだけで、驚くほど上達するものです。

本記事では、歌が上手くなる方法について解説するとともに、3つの練習方法を紹介します。

「アーティストのように上手くなりたい」「人前で自信をもって歌いたい」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

歌が上手くない人の共通点

歌が上手な人とそうでない人の大きな違いは音程・リズム・声量の使い方にあります。

ここでは、音程・リズム・声量がいかに歌を歌うのに重要かまとめてみました。

上手く歌えない人の共通点を知ることで、実際に歌の練習をする時の注意点が分かるので、しっかりチェックしてみてください。

音程がはずれると音痴に聞こえる

音程とは2つの音の距離のことで、2度、3度のように度数で表現されます。

「歌が下手」「音痴」などといわれるのは、この音程が正確な高さよりも低くなったり、高くなったりしてしまったときです。

自分の声と曲の音がちゃんと聞こえていない状態だと、音程が合っているかもわからなくなります。

そのため、音をしっかり聞いて音程のずれを改善していくようにしましょう。

テンポやリズム感がないと曲にノレない

まず、「テンポ」「リズム」という言葉について、簡単に解説します。

テンポとは曲の速さを表すもので、リズムとは音がなるタイミングのことです。

曲にはノリの良いアップテンポのものや、ゆったりしたスローテンポのものなど様々な種類があります。

テンポやリズム感がない人だと、この音の速さやタイミングを外してしまい、上手に歌うことが難しくなるのです。

声量が少ないと歌唱力の高さが伝わらない

大きな声を出せない人は、せっかく音程やテンポ、リズムが分かっても、歌唱力の高さをアピールすることはできません。

声量は大きいだけで、歌に迫力が生まれ、聞いている人を自然に魅了することができます。

呼吸が安定していないと息が続かず、声量も不安定になるので、歌が上手くなりたいのなら呼吸法から見直すようにしましょう。

歌が上手くなるための練習方法

ペンをマイク代わりにして歌う女性

歌を上手く歌えるようになるには、自分の声と向き合うことが大切です。

ここでは、実際に上手に歌う練習方法について解説します。

短期間で劇的に上手くなるのは難しいかもしれませんが、継続して練習することで上達していくため、根気よく続けましょう。

自分の歌声を録音して研究する

自分の歌声を知ることは、歌の上達にとても重要です。

自分の声を録音して、第三者目線で聴き、テンポやリズム、音程が合っているか、変なクセがないかなど、様々な角度から研究してみてください。

生まれ持った声質を変えることはできませんが、自分の声質に合う曲を探すことはできるようになります。

もし強いクセがあるようなら、童謡などの簡単な曲を歌って録音してみましょう。

単純なテンポやリズムの曲を繰り返し歌って、気になる部分を改善していくことで、上手く歌えるようになっていきます。

声質が似ているアーティストの曲を歌う

歌唱力に自信がないのなら、自分の声質と似ているアーティストの曲を選ぶことも大切です。

自分の声質と似ているアーティストの曲なら、その分歌いやすくなります。

また、歌が苦手ならゆったりメロディを聴かせるバラードより、テンポの速い曲のほうがおすすめです。

テンポの速い曲のほうが音程のブレが目立たないので、上手く歌っているように聞こえます。

歌う曲を聴き込んで覚える

歌う曲が決まったら、何度も聞きこんでメロディや歌詞を覚えてしまいましょう。

そうすることで、音程をしっかり理解することができ、どこで抑揚をつけたらよいのかも分かるようになります。

歌詞も覚えているので、自分が苦手な部分を克服するのに集中することもできるでしょう。

初心者は早く上達するために様々な曲にチャレンジしますが、上手く歌えるようになりたいのなら課題曲を1つに絞って練習するほうが効率的です。

歌の練習は1日1回がベスト!

歌の練習頻度は1日1回が最適です。早く上手くなりたいからといって、日に何度も練習していると喉に負担がかかってしまいます。

最初は短時間の練習にとどめ、自分の喉の耐久性を見極めましょう。ムリのない範囲で練習を続ければ、筋肉や声帯が鍛えられるので、少しずつ練習時間も伸ばせます。

もっと早く成果を感じたいという人は、自分の声の録音を聞いたり、曲を覚えたりして研究や準備に時間をかけるようにしてください。

喉の調子が悪いと感じた時は、1日ゆっくり休みを取るといった対応も大切です。

歌う時はマイクの持ち方と姿勢に注意しよう

カラオケ

実際に歌う時は、マイクの持ち方と姿勢に注意してみてください。

ほんの少しのことですが、この2つのコツを押さえて歌うだけで、しっかりと練習の成果を発揮できるようになります。

ここでは、マイクの持ち方と正しい姿勢について詳しくまとめみました。

マイクの持ち方で歌が上手くなる

歌うときに正しくマイクを持つだけで、歌は格段に上手くなります。

たとえば、カラオケボックスにあるマイクはヘッド部分の方向からしか音を拾わない仕組みになっているので、マイクは上向きや下向きではなく、床と並行に持つようにしましょう。

また、口とヘッド部分が近すぎると破裂音の原因になるので、自分の声量に合わせて近づけたり、遠ざけたりして適切な距離を測ってみてください。

背筋を伸ばしたキレイな姿勢で歌う

正しくマイクを持ったら、背筋を伸ばしたキレイな姿勢をキープして歌い始めましょう。

姿勢が崩れていると音域が狭まるばかりか、声帯を痛める可能性もあります。

正しい姿勢でリラックスした状態なら、変に体に力が入ることもなく、高音と低音も出やすくなるでしょう。

天井から糸で頭を引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばすとキレイな姿勢を保てます。

胸を張り過ぎたり、お尻を後ろに突き出したりする姿勢は体にも、喉にも負担がかかるのでやめましょう。

歌が上手くなるともっとカラオケが好きになる!

歌を上手に歌うためのポイントや3つの練習方法について解説しました。

歌が上手くなるには、まず自分の声を研究し、自分にあった曲を選ぶことが重要です。

また、マイクの持ち方や姿勢などちょっとしたコツを押さえることでも上手に歌えるようになります。

練習を重ねることで確実に上達していくので、ぜひチャレンジしてみてください。

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大阪出身。ビジュアルアーツ専門学校音響芸術学科卒業。

専門学校では、ボイストレーニングのベースとなる音楽理論、作曲理論、楽曲アレンジ、歌の伴奏等で必要なピアノのアレンジ、コードワークなど主に学ぶ。

卒業後、ボイストレーナーとして突き詰めるため、各分野のエキスパートに師事。並行して、ミュージシャンとしても本格始動。舞台やCM・テレビ番組などに楽曲を提供する一方、ボイストレーナーとして大手音楽スクールでレッスンを始める。テレビ番組にもボイストレーナーとして多数出演。
(ピアノ講師としてテレビ番組「お願い!ランキング」にも出演)

主な指導対象生徒は、大手事務所所属アイドル、俳優、舞台役者、声優、タレント、モデル、シンガー、バンドボーカリストから、保育士、僧侶、講演家、学者まで多岐に渡る。

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