リズム音痴を直すためにやるべき4つの対策とは?

音痴

2021/06/27

投稿者: 西 貴正

リズム音痴を直すためにやるべき4つの対策とは?

音は外していないのに音痴に聞こえてしまうなら、それはリズム音痴が原因かもしれません。

また最初はきちんと歌えていたのに、曲が進むにつれて早くなってしまったり遅くなってしまったりするなら、それもリズム音痴の可能性が高いです。

リズム音痴は歌のテンポに合わせることができないため、どうしてもどんどん音からズレていってしまいます。

今回は、リズム音痴の直し方や原因、リズム音痴を克服するためにかかる時間などについて解説します。リズム音痴を直して楽しく歌が歌えるようになりましょう!

リズム音痴を克服するための4つの方法

メトロノームと楽譜

歌のテンポに合わせることができないリズム音痴を克服する方法を解説します。

1. 歌のビートをしっかり聞く

リズム音痴の人に多いのが、曲のビートを聞けていないという問題です。ほとんどの曲ではドラムがビートを刻んでいます。

曲のメロディーばかりを意識してしまうと、そのビートを意識していないため徐々にテンポがズレていくのです。

まずはよく聞く曲を流してみて、ビートがどこにあるのかを意識して聞いてみてください。手拍子をしながらや机を軽く叩きながら聞いてもOKです。

こうすることでビートを聞くという意識が自然と身に付きます。

リズム音痴でない人全てがビートを意識して聞いているわけではないのですが、今まで養われてきたリズム感で自然にビートを把握できている人が多いです。

しっかりビートが取れている人は、無意識のうちにビートを体のどこかで刻んでいます。カラオケに行った時などに人が歌っている様子を観察してみましょう。

体が曲のビートに合わせて小刻みに動いている人が多いはずです。

2. メトロノームを使って体を動かす

次にメトロノームと体を使って、ビートを取る練習をしていきましょう。先ほどお話しした通り、リズム音痴ではない人は無意識のうちに体をビートに合わせて動かしています。

メトロノームは購入してもいいですが、スマホにもメトロノームアプリがあるので、それを使えば十分です。

まずはBPMを60にして、その音に合わせて体を上下に揺らしたりサイドステップを踏んだりしてみましょう。

意識しすぎなくてもそのリズムに合わせて体を動かせるようになることを目指します。

難しい人は「ワン・ツー・スリー・フォー」と数えながら、フォーの時に手拍子をします。

BPM60に慣れたら、今度はちょっとスローなテンポ、早いテンポなどBPMを変えながら同じようにできるように挑戦してください。

3. 好きな曲に合わせて体を動かす

メトロノームでの練習が物足りないという人は、いつも聞いている曲を使って体を動かしてもOKです。

ただ好きな曲に合わせて体を動かすときは、まずしっかりその曲のビートを把握しましょう。

意識し続けないとビートではなくメロディーを聞いて自由に動いてしまいます。これではリズム音痴は克服できません。

好きな曲はなんでもいいのですが、テンポがスローな曲が好ましいです。アップテンポの曲だとビートについていくのに必死になってしまいます。

もしその曲でビートが取れなかったら、メトロノームに戻って練習してみましょう。アプリのなかには曲のBPMを調べられるアプリもあります。

アプリを使って好きな曲のBPMを調べ、メトロノームを同じBPMに設定して練習してみてください。

そのリズムが取れるようになれば、曲に戻っても比較的スムーズにリズムが取れるようになります。

4. リズムゲームで遊ぶ

体にリズムを覚えさせるのがリズム音痴を克服するのには手っ取り早いのですが、常に体を動かし続けることはできません。そこでおすすめなのがリズムゲームです。

家庭用ゲーム機にもスマホのゲームアプリにも様々なリズムゲームがあります。

スマホなら無料のものも多いため、ゲーム機を持っていない人でも気軽に始めることができるのでおすすめです。

リズムゲームなら横になりながらでもできますし、イヤフォンさえつけていれば移動中などの隙間時間でもできます。

リズム音痴を直すにはできるだけリズムに触れている時間を長くしたほうが克服までの近道になりますので、ぜひ挑戦してみましょう。

リズム音痴の原因

マイクを持つ手

どうしてリズム音痴になってしまうのか、その原因を知っておきましょう。

1. ビートの間や余韻を聞いてしまう

ビートをしっかりきくとわかると思いますが、1小節の中に「ドン・ドン・カッ」や「ドン・カッ・カッ」といった音があり、それが1セットなって繰り返されています。

リズム音痴になってしまう原因に多いのが、このセットとセットの間の音を意識してしまう人です。間を意識してしまうため、次の音に間に合わずにテンポが遅れてしまいます。

また「ドン・ドン・カッ」という音は同じタイミングで鳴っているとは限りませんが、そのうちの1音の余韻に引っ張られてしまって遅れてしまう人もいるようです。

一度テンポからズレると元に戻すのが難しいため、延々とズレ続けてしまいます。

2. いろんな音を聞きすぎてしまう

1つの曲は様々な要素から構成されています。いくつもの楽器が違う音を奏でている曲になればなるほどそれは複雑です。

リズム音痴になる人は全ての音を全て一度に拾ってしまうので、どれがビートでメロディーなのか判断できないことがあります。

その結果、ビートを取ることができなくなってリズムから外れてしまうのです。

リズム感が鍛えられている人はビートがどれでメロディーがどれというふうに無意識に聞き分けることができ、ビートのリズムを聞きながら他の音も聞くことができます。

3. テンポの変わり目に対応できない

ずっと同じテンポで続く曲もありますが、なかには曲の中で変調がある曲もありますよね。

曲は大きくパートを分けると「Aメロ」・「Bメロ」・「サビ」がありますが、このパートによってテンポが変わる曲もあります。

またさらに拍や小節で間隔を変えている曲も少なくありません。

この間隔はある一定の周期があり、それに沿ってテンポがコントロールされているのですが、この周期をうまく掴めていないとテンポが変わってしまった時に早くなったり遅れてしまったりします。

リズム音痴克服までかかる時間

リズム音痴を克服するまでにかかる時間は、どれだけリズムに意識的に触れたかによって変わってきます。

たまにしかリズム練習をしない人と、毎日のようにリズム練習をしていた人ではそのスピードは変わってきます。

リズム練習はとにかく継続して続けることが大切です。まず1ヶ月かけてBPM60を練習する、次の1ヶ月で1つの曲を練習するなど、自分で目標を立てましょう。

早ければ数ヶ月で体にリズムが染み付いてきます。音楽を聞く時も普段より意識して、ビートに耳を澄ませてみてください。

リズムに意識的に触れればリズム音痴は直る

リズム音痴は音程の問題ではないため、リズムさえ上手に取れるようになれば克服できます。地道な練習ですが、ビートをしっかり聞いて体を動かせるように頑張ってみましょう。

体を動かせない時は、リズムゲームがおすすめです。いくつかスマホにアプリをダウンロードして、隙間時間を使って練習してみましょう。

早くリズム音痴を克服するためにも、できるだけたくさん音楽に触れてみてくださいね!

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