声を変える方法は?効果的な練習方法と参考にしたい歌手を紹介

2024/04/16

投稿者: 西 貴正

声を変える方法は?効果的な練習方法と参考にしたい歌手を紹介

「声を変える方法ってあるの?」
「歌うときには声を意識した方が良いの?」

このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

「もっと高い声を出したい」「声量を増やしたい」など、声の悩みを抱える方は少なくありません。

それに加え「声質を変えたい」「もっと自分の声を好きになりたい」といったご相談も多くあります。

この記事では声を変える効果的な練習法や、プロも認める参考にしたい歌手を紹介します。声を変える方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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自分の声を変える方法はある

結論、声はボイストレーニングで変えられます。

「声を変える」ことにおいて2つの軸から考えることができます。

一つは音域を拡大したり、声量を増やすことを目指す「発声能力の向上」、もう一つは曲の雰囲気や自分のキャラクターに合う声色を作る「共鳴腔のコントロール」です。

どちらもボイストレーニングによって身につけることが可能です。

「ボイストレーニングの方法がわからない」「すぐに自分の声を変える方法を知りたい!」という方には、ボイトレ教室に通うという手もあります。新宿・渋谷・池袋・赤羽エリアのボイトレ教室なら、Beeボーカルスクールがおすすめです。プロのインストラクターから、理想の声になるためのレッスンを受けられます。

Beeボーカルスクールでは無料体験レッスンを受付中です。自分の声を変える方法を知りたい方はぜひお申込みください。

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歌声を変えるための5つのポイント

ポイント

ここでは、歌声を変えるためのポイントについて、具体的に解説します。

1. 自分の声の特徴を知る

自分の声が他人にはどのように聞こえているかチェックしてみましょう。自分に聞こえる声は音が伝わる経路が違うため、他人に聞こえる声と違うためです。

自分に聞こえる声は空気の振動で伝わる音と、骨の振動で直接聞こえる音が混じっています。骨の振動は低音が強調されるため、自分に聞こえる声は太く低くなるといわれています。

一方、他人に聞こえる声は空気が振動した音のみです。そのため、自分で聞くよりも高いことが多いのです。

自分の声を客観的に聞くには録音した声を聞く方法が簡単です。声の出し方や滑舌、歌い方の癖などがわかり、どう直したらよいか知るきっかけにもなります。スマホやカラオケ採点システムなどの機能を使い、録音した歌声を聞いてみてください。

2. どんな声になりたいかイメージする

声を変える前に、どんな声になりたいかイメージしましょう。目指す声質により、トレーニング方法や発声法が変わります。

まず、理想の歌手を一人選びましょう。次に、選んだ歌手のどんなところがよいのか書き出します。このように言語化するとイメージがはっきりするのでおすすめです。

理想の声に近い歌手が決まっていると、ボイトレ教室でレッスンを受ける際に伝えやすいというメリットもあります。

3. 男女の声帯の違いについて理解する

声を変えるには性別による声帯の違いを理解しましょう。男性は思春期の声変わりで声帯が長くなり厚みを増し女性より低い声になる傾向です。女性の声帯の長さはほとんど変わらないため、男性に比べ声の高さの変化は少ないといわれています。

また、年齢を重ねることで声が変化することもあります。女性は更年期以降、声帯が太くなるため音域が下がる傾向です。男性は加齢とともに声帯が委縮するため、少し高い音程になるといわれています。

4. 声が出る仕組みについて理解する

声を変えるためには、発声の仕組みについて理解することも大切です。

「高い声」を出せるようにするために鍛える部位と「力強い声」を出せるようにするために鍛える部位は異なります。

また声色を決めるには声となる原音が共鳴する空間の体積をコントロールすることが求められます。

なりたい声によっては呼気(吐く息)の量やスピードに気を配る必要もあるかもしれません。

【あわせて読みたい】倍音とは?活用方法や「よい声」を作る方法をプロがわかりやすく解説

5. 理想の声に近づくための練習方法を知る

声帯や声が出る仕組みに基づき、理想の声に近づく練習方法を調べましょう。効率的に練習でき、目指す声に近づきやすくなります。

ボイトレの方法はたくさんありますが、現状の自分の声を考慮して組み合わせる必要もあります。

どんな声になりたいか目標を決めると、必要な練習方法がはっきりします。声の高さを変化させる方法や滑舌をよくする方法など、目標に合った練習を取り入れていきましょう。

声を変える効果的な練習方法

トレーニング中の様子

ここでは声を変えるための効果的な練習方法を解説します。目指す声に合ったトレーニング選びの参考にしてください。

喉の締まりを解消するトレーニング

喉をリラックスさせながらおこなう発声練習です。喉仏を下げるイメージで発声すると喉の締まりが解消されます。

どの発声も、喉環境を柔軟に対応できる状態にしておく必要があります。

喉の締まりを解消するには「b-o」で発声練習する方法があります。やり方は以下の通りです。

  1. 下あごを固定する
  2. 口を縦に開け下あごを下ろす
  3. そのまま「b-o」と発音したらすぐに下あごを戻す
  4. 低い音から高い音まで発声練習する

太くて響いているような声をイメージしながら発声してみましょう。喉に感覚を覚えさせるつもりで練習を続けると、首を絞めずに高音まで出せるようになる効果が期待できます。

喉の締まりを解消するトレーニングについて、詳しくは以下の動画でも解説しています。記事ではわかりにくいといった方は、ぜひ参考にしてくださいね。

腹式発声

なりたい声によっては、腹式発声のように呼吸法を意識することで叶えられることもあります。

椅子に座り体を前に倒して呼吸すると、お腹が膨らみ腹式呼吸になります。この感覚を歌に生かすと、呼気の量やスピードをコントロールできるようになるでしょう。

腹式発声について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】腹式呼吸の簡単なやり方は?簡単な方法や腹式呼吸の効果を解説!

【あわせて読みたい】歌における腹式呼吸のメリットとは?できているかわからないといった疑問にも回答!

声帯閉鎖トレーニング

声帯閉鎖トレーニングは力強い声を出すのに効果的です。声帯の閉鎖力が高まると、息漏れを防ぎ鋭い声を出せるようになります。具体的な方法は以下の通りです。

  1. 声帯を振動させ音を出す
  2. 振動音に声を混ぜていく
  3. その声で歯切れよく「あ・あ・あ・あ」と短く発声する

振動音が上手く出せない場合、英語の「R」を発音するように舌を巻き、喉の奥から咳払いをするように音を出してみてください。喉に負担がかからないよう、軽く固い声を目指すのがポイントです。

声帯閉鎖トレーニングについて、詳しくは以下の動画でも解説しています。記事ではわかりにくいといった方は、ぜひ参考にしてくださいね。

スケール(音階)練習

スケール練習も声帯閉鎖に効果的なトレーニングです。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と発声しながら音を徐々に上げたり下げたりします。

楽器を使うことができる方は試してみてください。

スケールの種類はYouTubeなどで検索するとたくさん出てきますが、効果によって使い分けることが大切です。

この辺りはなかなか書籍や動画ではわかりづらいため、ボイストレーナーに直接聞いてみることをおすすめします。

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スケール練習について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】声質を改善するための4つのトレーニング方法

舌ストレッチ

声のこもりが気になるなら、舌ストレッチを試してみましょう。舌の根元の力が抜け、咽頭(声帯がある器官)の動きを改善します。

舌ストレッチでは舌をさまざまな方向に動かします。舌を前に出すだけでも、下の根元が広がるのがわかるでしょう。舌を動かす際には、息を止めずにリラックスした状態で取り組むのがポイントです。

舌ストレッチについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】声質を改善するための4つのトレーニング方法

輪状甲状筋トレーニング

輪状甲状筋とは声帯を間接的に動かす筋肉の1つで、声帯を引き伸ばす役割があります。音程改善や声域の拡大につながるので取り入れたいトレーニングです。

感覚的にトレーニングすることができるので、誰でも取り入れやすいと思います。

出すことのできる低音から高音を交互に出したり、サイレンのように音を上げ下げすることで、輪状甲状筋がストレッチされます。

輪状甲状筋を鍛えるにはファルセットの練習を取り入れてみましょう。具体的なやり方は以下の通りです。

  1. 舌と喉の力を抜く
  2. 息を逃がすように発声する
  3. 「ヨーデル」をイメージしながら低音と高音を素早く交互に移動させる

ファルセットのコツについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】ファルセットとは?出し方の3つのコツとおすすめの練習方法を解説

ハミング

ボイトレでのハミングとは、鼻に響かせる発声を指します。声量アップや音程改善のほか、明るい響きに変える効果を狙うトレーニングです。

ハミングは、鼻で鳴らすイメージで取り組むのがポイントです。下を向き、鼻を意識して声を響かせるとわかりやすいでしょう。ハミングの感覚をキープしながら、理想の声を出せるよう練習していきます。毎日継続して練習すると声の変化が実感できるでしょう。

ハミングについて、詳しくは以下の動画も参考にしてください。

低い声を出しやすくするコツ

「低い声をかっこよく出したい」と思う方もいるでしょう。ここでは、低い声を出しやすくするコツを紹介します。

毎日最低音を出す

現在出せる最低音をしっかり発声できるように練習しましょう。出し続けていればさらに低い声を出せることが期待できます。低音域のスケール練習や歌のメロディを使って反復練習すると効果的です。

高い声を出しやすくするコツ

歌の練習をする女性

カラオケで高い声が出にくく悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、高い声を出しやすくするコツを紹介します。

裏声を練習する

裏声を安定して出すことができるよう練習しましょう。裏声が無理なく出せるようになれば安定した高い声が出せるようになります。

裏声にはファルセット、ヘッドボイス、ミドルボイスの3種類があります。

(「ミックスボイス」はヘッドボイスとミドルボイスの総称と定義されることが多いようです)

ファルセットは、息の漏れたような声で一番高い音域で使われる裏声です。ヘッドボイスは芯があり抜け感のある声で、ミドルボイスはヘッドボイスより地声の響きに近い裏声です。

これらの裏声を出す練習を取り入れると、安定した裏声が出せるようになるでしょう。ミックスボイスの習得にもつながるため、まずはファルセットから取り組んでみましょう。

裏声について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

【あわせて読みたい】裏声の出し方のコツとは?裏声を鍛えるメリットもわかりやすく解説!

軽い声で歌い出す

高音が出にくい場合、高音を含むフレーズの最初から軽い声で発声してみましょう。高音がスムーズに出るようになります。

フレーズの中に高音を含む場合、低い音の部分も軽い声で発声します。高音が出にくい場合、高い音だけ急に上げようとしてもうまくいかない場合があります。高音に向かってフレーズの最初から準備しておくと無理なく歌えるようになるでしょう。

しかし気をつけておきたいのが「軽い声」=「弱い声」ではないこと。

力強くとも、細く通りの良い声を使うことが求められます。

高い声を出す方法について、詳しくは以下の動画を参考にしてください。

プロが分析する高音や低音が魅力の歌手を紹介

憧れの歌手のような高音や低音を出したいと思う方もいるでしょう。魅力的な歌声を持つ歌手の中から、プロが分析する高音や低音が魅力の歌手についてピックアップして紹介します。

高音が魅力の日本人ボーカリスト

理想の高音が出るボーカリストの曲を聞くと、イメージが沸き歌うときの参考になるでしょう。ここでは練習に取り入れやすい高音が魅力の日本人ボーカリストを紹介します。

  • 田中昌之(クリスタルキング)
  • 草野マサムネ(スピッツ)
  • Toshi(X JAPAN)
  • 稲葉浩志(B’z)
  • 桜井和寿(Mr.Children)
  • 越智志帆(Superfly)
  • 吉田美和(DREAMS COME TRUE)
  • MISHA
  • LiSA
  • Uru

このほかにも高音が魅力のボーカリストはたくさんいるので、どんな声になりたいのか理想の歌声を探してみましょう。

高音に魅力がある歌手について、詳しくはこちらの動画を参考にしてください。

低音が魅力の日本人ボーカリスト

かっこいい低音を出したいなら、目標とする歌手を真似するのが近道です。ここでは、練習に取り入れやすい低音が魅力の日本人ボーカリストを紹介します。ボイストレーナーの解説動画も合わせて紹介しますので参考にしてください。

  • 藤原基央(BUMP OF CHICKEN)
  • 福山雅治
  • 星野源

  • 藤井風

  • 清水依与吏(back number)
  • 松任谷由実

  • 中島みゆき
  • AI
  • 宇多田ヒカル


このほかにも低音が魅力的なボーカリストはたくさんいます。お手本にしたいアーティストを選び参考にしましょう。

ボイスチェンジャーで声を変える方法もある

ボイトレ以外で声を変えるにはボイスチェンジャーを使う方法もあります。男性から女性の声に変換する場合やプライバシーを保護したい場合など、声をダイナミックに変える場合に有効です。

ボイスチェンジャーはスマホのアプリやブラウザ上で利用可能です。録音した音声はもちろん、リアルタイムで変換できるボイスチェンジャーもあります。動画配信でキャラに合わせた声に変えたい場合や、地声を出したくない場合などに便利です。

手軽に声を変えられるボイスチェンジャーですが、発声自体を変えられるわけではありません。自分の声自体を変えたいなら、上記で解説したボイトレをおこなう必要があります。

声を変える方法を知りたいならBeeボーカルスクールがおすすめ!

新宿・渋谷・池袋・赤羽エリアのボイトレ教室なら、Beeボーカルスクールがおすすめです。経験豊富なプロのインストラクターの指導で歌唱力アップが実感できます。個別カウンセリングで歌の悩みを相談でき、目的に合ったカリキュラムを組んでもらえるのも魅力です。地声の魅力を生かしながら魅力的な声に変えていけるでしょう。

Beeボーカルスクールでは無料の体験講座を実施中です。施設の雰囲気や指導の流れを体験してから受講を決められます。声を変える方法を学びたいなら、まずは無料体験レッスンを試してみてはいかがでしょうか。

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