50歳からのピアノの始め方!教材とレッスン教室の特徴も解説

ピアノ上達方法・テクニック

2021/06/21

投稿者: 磯崎 由佳

50歳からのピアノの始め方!教材とレッスン教室の特徴も解説

仕事や子育てが少し落ち着いてきたのをきっかけに、50代からピアノを始める方が増えてきています。
ただ、これまでピアノに触れた経験がないと、「何から始めればいいんだろう」「どんな知識を学べばいいの?」といった疑問や不安を抱きがちです。

そこで今回は、50歳からピアノにチャレンジしようと考えている方向けに、事前に知っておきたい基礎知識や、教材を使った独学とレッスン教室の違い、上達するまでの期間について解説します。

50歳からのピアノの始め方!事前に知っておきたい基礎知識

これまでピアノを弾いた経験がない方が、ピアノの練習を始める前に知っておきたい基礎知識を3つご紹介します。

1.まずは楽譜の読み方を覚える

ピアノを演奏するためには、まず楽譜の読み方を覚える必要があります。
楽譜には音階だけでなく、音の長さや強弱など、さまざまな情報が掲載されていますので、楽譜を読み取れるようになれば、より多くの曲を弾きこなせるようになります。

とはいえ、最初から楽譜の読み方をマスターするのは大変なので、まずは基本のドレミファソラシドから、少しずつ順番に覚えて行くのがおすすめです。

初心者用の教材なら楽譜の基本的な読み方が掲載されていますし、レッスンに通えば講師が一から教えてくれますので、基礎からつまずく心配はないでしょう。

2.なるべく毎日練習を行う

ピアノを速く上達させたいのなら、できるだけ毎日練習の時間を取ることが大切です。

50代の方は、まだまだ現役で仕事や家事、育児を行っている場合が多いので、毎日練習するのは難しいかもしれませんが、週に1~2回程度の練習では感覚が鈍ってしまい、上達が遅くなってしまう可能性があります。

週末に3時間練習するよりも、1日20~30分の練習を毎日続けた方が上達スピードもアップしますので、ピアノを始めるときは現在のライフスタイルを見直し、ピアノを練習する時間をどこに入れるか、あらかじめ計画しておくことをおすすめします。

3.ピアノの種類と選び方を知る

ピアノにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や価格に違いがあります。

レッスン教室に通う場合でも、毎日練習するためには自宅にピアノを準備する必要がありますので、それぞれのピアノの特徴をチェックし、自分のニーズや目的に合ったものを選びましょう。

ここでは、ピアノの主な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

3-1.グランドピアノ

コンサートホールなどに設置されている、奥行き・幅ともに1.5mを超える大型のピアノです。
サイズが大きいぶん、音量・音の響きともに豊かで、迫力のある演奏を行えます。

ただ、設置するには十分なスペースと防音設備が必要になる上、価格も150万円~1,000万円と高価なので、一個人が趣味で所有するのはあまり現実的ではないでしょう。

3-2.アップライトピアノ

グランドピアノと同じアコースティックピアノに分類されるピアノです。
奥行きは60cm以上、幅は1.5mほどと、グランドピアノよりサイズがコンパクトなので、一般家庭でも無理なく設置できます。

音量や音の響きはグランドピアノに劣るものの、趣味で弾くのなら、音・弾き心地ともに十分満足できるでしょう。

ただ、正確な音を保つためには、定期的にピアノの調律を行う必要があります。

3-3.電子ピアノ

電気を使って音を出すピアノのことです。
サイズはアップライトピアノとほとんど代わりませんが、重量は40~50kg程度と軽量で、家への搬入・設置を楽に行えるところが特徴です。

また、ヘッドホンをつなげば外に音漏れしないので、マンションなどの集合住宅や、夜間でも安心して練習することができます。

多機能ピアノになると、ピアノ以外の音を出したり、演奏を録音したり、プリインストールされた曲のタッチを鍵盤上で光らせたりと、さまざまな機能を活用することができます。

打鍵する感覚や本格的な音にこだわりたい方には不向きですが、価格も5万円~と安価なので、ピアノ初心者におすすめです。

3-4.キーボード

電子ピアノよりさらにコンパクトかつ軽量で、気軽に持ち運べるのがキーボードです。
電池式のワイヤレス仕様になっているため、リビングや自室など、好きな場所に持ち込んで練習することができます。

他のピアノに比べると音質や音量、打鍵の感覚はどうしても軽くなりがちですが、押し入れやクローゼットにしまえば設置スペースも不要なので、気軽にピアノを始めたいという方におすすめです。

50歳からのピアノを始めるなら!教材とレッスン教室の特徴を解説

ピアノを弾く手

ピアノの練習方法には、教材を使って独学する方法と、レッスン教室に通う方法の2通りがあります。

ここではそれぞれの方法の特徴や費用について解説します。

教材を使った方法の特徴と費用

書店や楽器店などで販売されている初心者用の教材を使って、自分一人で練習する方法です。
練習方法・ペースともに自分で自由に決められるので、好きな曲を集中して弾いたり、マイペースでのんびり練習したりすることができます。

一方で、まったくのピアノ初心者が基礎から学ぼうとすると、途中でつまずいたり、戸惑ったりすることも多く、意志の強い人でないと挫折してしまいがちです。

また、弾き方が自己流になってしまうと、ステップアップするときに上達スピードが落ちやすいので、あらかじめ注意が必要です。

気になる費用については、ピアノの購入費(電子ピアノやキーボードなら5~10万円程度)、練習用の楽譜集代(2,000円程度)、ピアノ用の教材(3,000円~3万円程度)で、合計5万5,000円~13万円2,000円程度の費用がかかります。

初期投資額はやや高めですが、新しい教材を買い足さない限りは、それ以上の費用はかかりませんので、長い目で見ると経済的です。

できるだけ費用を抑えたい、マイペースに練習したいという方は、独学向きといえるでしょう。

レッスン教室の特徴と費用

レッスン教室に通ってピアノを練習するメリットは、正しいフォームを身につけられるところです。
正しいフォームでピアノを弾くと、手の動きや指運びがなめらかになり、徐々に難易度の高い曲も弾きこなせるようになります。

また、プロの講師が一人ひとりの力量に合わせて適切な練習カリキュラムを組んでくれるので、効率よく上達していけるのもレッスン教室ならではの魅力です。

さらに、ピアノ講師と二人三脚ならモチベーションも維持しやすく、根気よく練習を続けられるのも大きなメリットです。

一方で、レッスン教室は練習の日時があらかじめ決まっているため、時間の融通が利きにくく、仕事や家事、育児で忙しい方は通い続けるのが難しいというデメリットがあります。

気になる費用ですが、自宅に置くピアノ(5~10万円)とは別に、レッスン教室の月謝を毎月支払うことになります。

月謝は教室ごとに異なりますが、5,000円~1万円程度に設定されているケースが多いようです。

教材費に関してはもともと月謝に含まれているか、あるいは都度2,000円程度で購入することになります。
初月の費用は独学に比べると安価ですが、通い続けている間は月謝を毎月払わなければならないので、ランニングコストは高くなります。

まったくの初心者で何から始めればいいかわからないという方や、なるべく短期間で上達したいという方は、レッスン教室でピアノを習うのがおすすめです。

50歳からピアノを始めるときの上達期間とは

ピアノを弾くシニアの女性

ピアノの上達スピードには個人差がありますが、仕事や子育てがある程度落ち着き、毎日少しずつでも練習時間の取れる50代の方なら、2ヵ月~2ヵ月半程度で両手を使ってピアノが弾けるようになり、半年~1年程度で初級レベルの曲を弾きこなせるようになります。

ただ、独学の場合は練習の仕方から自分で模索する必要がありますので、それ以上の期間がかかる場合もあります。

なるべく短時間でピアノが弾けるようになりたいのなら、レッスン教室に通い、プロの手ほどきを受けた方がよいでしょう。

50代からでもピアノは始められる!上達したいならレッスン教室に通うのがおすすめ

ピアノは、毎日コツコツ練習する時間さえ取れるなら、50代からでも上達が見込める楽器です。
ピアノ練習の方法には独学とレッスン教室の2通りがありますが、これまでピアノに触れた経験がない方は、プロ講師のもと、基礎から正しい知識・フォームを身につけた方が短期間で上達できるでしょう。

Beeピアノスクールでは、きめ細かなカウンセリングからスタートし、生徒さんの目的やレベルに応じて、担当インストラクターが親身になって丁寧かつ楽しいレッスンを行います。

初めての方には無料で受けられる45分の体験レッスンもご用意しておりますので、50代からピアノを始めたい!とお考えの方は、ぜひBeeピアノスクールにご相談ください。

   
千葉県鴨川市出身、東邦音楽大学音楽科を卒業後、2008年にBeeミュージックスクールにアルバイトとして入社。

幼少期からエレクトーンを習い、作曲、アレンジなどにも取り組み、中学になった頃より音楽講師を目指し、本格的に音楽の勉強に取り組む。大学在学中は中学高校の教員免許を取得。声楽を専攻しながら、伴奏やエレクトーンにてコード理論を学ぶ。

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