声優になるには何をすればいい?3つの方法と必要な練習も詳しく解説

その他コラム

2025/08/31

投稿者: Beevocalschool

声優になるには何をすればいい?3つの方法と必要な練習も詳しく解説

声優になるには?3つの方法を紹介

声優になるには、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  1. 声優の専門学校に入学する
  2. 養成所に入る
  3. 一般公募のオーディションを受ける

ここでは、それぞれの方法の特徴について解説します。声優を目指している方は、どの方法が自分に合っているか考えてみてください。

1. 声優の専門学校に入学する

声優として必要な知識、技術を基礎からしっかりと学びたい人は、声優の専門学校に入学するのがおすすめです。声優の専門学校は週5日の全日制が多く、未経験の人でも声優を目指せる環境が整っています。

学校が主催するオーディションがあったり、ゲスト講師が来校したりするなど、デビューのためのサポートが充実している点が特徴です。また、声優の専門学校は学歴としても認められます。18歳以上から入学可能である場合が多く、高校卒業後に入学する人が多くいます。

2. 養成所に入る

声優の養成所は、声優事務所が運営している新人声優を育てるための機関です。多くの場合、1~2年ほどレッスンを受けて、声優に必要な知識・技術を身につけます。

専門学校と比較すると実力主義の傾向が強く、実力があればデビューできる機会が多い点が特徴です。レッスンは週に1~2回ほどのため、学生・社会人でも通えて学業や仕事とも両立可能です。

また、期間終了後に声優事務所に所属するためのオーディションを受け、合格すれば声優プロダクションへの所属もできます。運営している事務所に関連したオーディションを受けることになるため、出演したいジャンルに関連のある事務所を選びましょう。

3. 一般公募のオーディションを受ける

声優の専門学校や養成所に通わずに、公募のオーディションを受ける方法もあります。ただし、有名なアニメのオーディション情報は一般に出回ることが少なく、公募の応募のみだと選択肢が限られる点がデメリットです。

また、オーディションを受ける人の多くは専門学校や養成所で学んでいます。発声の技術や演技力は、訓練を受けて身につける必要があります。声優未経験からオーディションを受けても、合格の可能性は限りなく低いと考えたほうがよいでしょう。

ただし、専門学校や養成所に入ってから「思っていたのと違う」となるのは避けたいところです。発声練習や実践練習をしてみたい人は、まずはボイストレーニングを受けることから始めるのもおすすめです。ボイトレ教室では、声優になるために必要な基礎練習やトレーニングを受けられます。

声優の主な仕事内容

声優の仕事と聞くと、アフレコやセリフの吹き込みをイメージする人が多いのではないでしょうか。

実は、声優の仕事はアフレコ・セリフ以外にもさまざまあります。そこで、声優の主な仕事内容を6つ紹介します。

アフレコ・セリフ

声優の仕事として最も有名なのが、アニメのキャラクターに声を吹き込むアフレコです。決められたセリフを言うだけではなく、声だけでキャラクターの特徴がわかるような表現力が求められます。

キャラクターの個性・声で作品の人気が左右されることも多くあるため、非常に重要な役割といえます。キャスティングはオーディションによって決定する場合がほとんどです。

また、アニメ以外にも外国映画の吹き替えや、アプリ・ゲームのキャラクターの吹き込みなどの仕事もあります。

ナレーション

テレビ番組やCMのナレーションも声優の仕事です。テレビ番組のなかでも、ドキュメンタリーや報道番組、バラエティ番組など幅広いジャンルがあり、コンセプトに合わせた声が求められます。

ナレーションの仕事にはスポンサーがついているため、声優の仕事のなかでも出演料が高いといわれています。そのテレビ会社やブランドのイメージにもつながる重要な役割であり、声優として大きく活躍できる場の1つです。

ラジオパーソナリティー

ラジオは声だけで情報を伝えるメディアのため、声優が活躍しやすい場所です。声優として人気が出ると、ラジオパーソナリティーの仕事を受けることも珍しくありません。ラジオ番組の進行役として、リスナーとのコミュニケーションを大切にする必要があります。

番組のイメージに合わせた発声を意識しつつ、時間通りに進めたり番組を盛り上げたりすることまで考えなければなりません。そのため、トークスキルやインタビュースキルを普段から磨いておくことが大切です。

イベントの司会

イベントを進行する司会者やMCの仕事もあります。ゲームやアニメのイベントなど、イベントの仕事は多岐にわたります。

会場や出演者の雰囲気に合わせてイベントを進行し、何かトラブルがあれば対応できる柔軟性の高い声優は重宝されるでしょう。そのほか、イベントを盛り上げる力や時間通りに進行することも求められます。

歌手・舞台役者

声優のなかには、歌手や舞台役者として活躍する人もいます。人気アニメのキャラクターの声を担当すると、キャラクターソングを歌ったりCDを発売したりすることも少なくありません。

また、舞台役者の仕事では歌唱力や演技力を磨けるため、声優にも活かせる技術を身につけられる点が魅力です。

アナウンス

アナウンスは情報を口頭でわかりやすく伝える仕事です。テレビや商業施設の店内放送、車内アナウンスなど、さまざまな場所で活躍できます。

アナウンスでは聞き取りやすい発声・発音の技術が必要です。養成所や専門学校で学んでいる人であれば、必要な訓練は受けているため、仕事を受けやすいでしょう。

声優に向いている人の特徴

声優を目指している人のなかには、自分が声優に向いているのかどうか気になる人もいるでしょう。どんな仕事にも向き・不向きはあります。

ここでは、声優に向いている人の特徴を4つ説明します。

感受性が豊かな人

声優は声で他人を感動させたり、楽しい気持ちにさせたりする仕事です。そのため、キャラクターの気持ちを脚本から読み取り、的確に表現する力が求められます。

他人の心を動かすためには、まずは自分自身が日常の出来事に感動できるかという点が重要です。物事に冷めた見方しかできない人は向いていないかもしれません。あらゆることに興味関心を持ち、経験を多く積んで豊かな人間になることを目指せる人が向いているでしょう。

声優への情熱がある人

売れっ子声優になれる人はほんの一握りであり、声優は決して楽に稼げる仕事ではありません。新人のうちは、声優の仕事をしながらアルバイトや副業をしている人が多いといわれています。

長い下積み経験が必要になることも多いため、声優への情熱がないと続けることは難しいでしょう。「声優として絶対成功する」という強い意志や向上心を持ち、粘り強く活動を続けることが大切です。

コミュニケーション能力がある人

声優の仕事は、ほかの声優やスタッフとやり取りをする機会が多く、コミュニケーション能力が求められます。アニメでも映画でも、自分一人で完結する作品はありません。作品に関わる人が一丸となって作業を進めることで、素晴らしい作品が完成します。

また、初対面の人ともスムーズに打ち解けられると仕事が進めやすくなるでしょう。監督が求めていることを正確に把握し、仕事に反映させるためにもコミュニケーション能力は不可欠です。

素直に人の意見を聞ける人

最後に、人の意見を素直に聞くことも大切です。レッスンを受けているとき、現場で仕事をしているときにアドバイスをもらうこともあるでしょう。その際に、素直に受け入れて反映させる力が求められます。

「自分は間違っていない」と思い込むと演技の幅が広がらず、自分の可能性を狭めることにもつながります。監督やスタッフの想いを正確に作品に反映させるためにも、人の意見に耳を傾ける素直さや柔軟性は必要です。

声優になるには?必要な5つの練習

声優になるためには、基礎練習を積み重ねることが大切です。ここでは、中学生や高校生でもできる5つの練習を紹介します。

声優を目指している人は、ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。

1. 発声&歌唱練習

正しい発声方法を身につけるためには、発声練習をしましょう。最近ではキャラクターソングや主題歌を声優が担当することも非常に多く、オーディションには歌唱審査が含まれることも一般的になりました。その意味でも、発声練習は不可欠です。

ただし、間違った方法で発声練習をしていると変な癖がついたり、喉を痛めたりする可能性があるため注意が必要です。

発声練習はさまざまありますが、代表的なものは以下の3つです。

  • 腹式呼吸
  • リップロール
  • ハミング

声優に限らず声の仕事をしたい人は、腹式呼吸の習得が欠かせません。胸式呼吸と比較すると、よりハリのある声を出せるようになります。リップロールは唇を振動させながら声を出します。

また、ハミングは発声前のウォーミングアップにおすすめです。ハミングを取り入れることで響きのある声を出せるようになるでしょう。これらに加え、歌唱テクニックなどの習得もしておくに越したことはありません。

2. 表情筋のトレーニング

声優として可能性を広げるためには、表情筋を鍛えることも大切です。たとえば、噛み応えのあるものを食べて咀嚼回数を増やすと顎を鍛えられます。舌を上下左右に大きく回すと舌の筋肉が鍛えられますし、顔全体を伸ばしたり縮めたりすると顔の表面の筋肉を鍛えられるでしょう。

上記のような表情筋のトレーニングをすることで、発声によい影響を与えます。また、声優に不可欠である喜怒哀楽の感情も込めやすくなります。

3. アフレコの練習

アフレコは声優のなかでもオーソドックスな仕事の1つであり、身近にあるものを使用して自宅でも練習できます。アニメや映画など、好きな映像を消音で流し、それに合わせてセリフを話してみましょう。

その際に、映像と自分の声が入るように録画すると、あとから見直せるのでおすすめです。振り返りをおこなうことで、自分の癖や改善すべき点を見つけて技術の向上を図れます。

4. 朗読

小説や台本の朗読は、表現力や演技力の向上のために必要な練習です。ただ読書するだけではなく、実際に声に出すことで気づくポイントも多くあるでしょう。登場人物の感情を自分なりに理解し、声で表現する必要があるため想像力も同時に鍛えられます。

朗読する際は、男性キャラクター・女性キャラクターのどちらも練習することがおすすめです。1音1音を丁寧に発音することを心がけて朗読をしましょう。

5. 滑舌の練習

声の大きさや高さが適切であっても、滑舌が悪いと話している内容が聞き取りづらいと感じることがあります。キャラクターのセリフを視聴者に届けるためにも滑舌の練習は大切です。

早口言葉を言うことで手軽に滑舌の練習ができます。苦手な音が含まれている早口言葉を重点的に練習するとよいでしょう。スキマ時間でもできる練習のため、声優になりたい人はぜひ実践してみてください。

声優に関するよくある質問

最後に、声優を目指す人がよく抱く疑問・質問に回答します。

  • 高校生が声優になるには何をしたらいい?
  • 声優の収入の仕組みは?
  • 声優になれる確率はどのくらい?
  • 声優になるにはどのくらいお金がかかる?

声優の収入事情を知りたい人や、これから声優を目指す高校生はぜひ参考にしてください。

高校生が声優になるには何をしたらいい?

高校生で声優になるには、2つの方法があります。1つは高校在学中に声優の養成所に通う方法です。年齢制限のない声優事務所であれば、高校生でも通えます。

もう1つは、高校卒業後に声優の専門学校・養成所に通う方法です。高校を卒業すると、通える学校の選択肢が大幅に広がります。未経験の人は、声優の専門学校に入学するのがおすすめです。

声優の収入の仕組みは?

事務所に所属する声優の場合、収入はランク制で決まります。ランクによって、作品や尺ごとの報酬単価が定められているのです。

まだそこまで仕事をもらえない声優は、声優以外の仕事も掛け持ちしていることがほとんどです。しかし最近では、月給制を取り入れて収入面を安定させる声優事務所も増えてきています。

声優になれる確率はどのくらい?

声優志望者は全国に約30万人で、デビューできる人は1万人前後といわれています。つまり、声優としてデビューできる確率は3%ほどと考えられます。

声優事務所の人気が高いほど倍率も上がるでしょう。高い倍率を勝ち抜くためには、専門機関で学んで実力をつけることが大切です。

声優になるにはどのくらいお金がかかる?

声優の専門学校に通う場合、初年度の学費納付金は150万円前後が相場です。専門学校は2年制が多く、1年次は教材費や入学費がかかるため、2年次よりも高い傾向にあります。

養成所の場合は、入所金10〜20万円、授業料が年間20〜30万円ほどかかります。養成所に入所してもすぐにデビューできる人ばかりではなく、何年も通い続ける場合は、それだけ費用がかかることになります。

声優を目指すならBeeボイストレーニングスクールがおすすめ!

本記事では、声優になるための3つの方法や練習方法について詳しく解説しました。声優になるためには、声優の専門学校や養成所に通う方法が一般的です。ただし「実際にやってみないとできるかわからない…」と不安に感じる人もいるでしょう。

そのような人は、まずはボイストレーニングに通い、歌の練習や発声練習などに取り組んでみるのも1つの方法です。声優に興味がある人におすすめの教室は、Beeボイストレーニングスクールです。

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大阪出身。ビジュアルアーツ専門学校音響芸術学科卒業。

専門学校では、ボイストレーニングのベースとなる音楽理論、作曲理論、楽曲アレンジ、歌の伴奏等で必要なピアノのアレンジ、コードワークなど主に学ぶ。

卒業後、ボイストレーナーとして突き詰めるため、各分野のエキスパートに師事。並行して、ミュージシャンとしても本格始動。舞台やCM・テレビ番組などに楽曲を提供する一方、ボイストレーナーとして大手音楽スクールでレッスンを始める。テレビ番組にもボイストレーナーとして多数出演。
(ピアノ講師としてテレビ番組「お願い!ランキング」にも出演)

主な指導対象生徒は、大手事務所所属アイドル、俳優、舞台役者、声優、タレント、モデル、シンガー、バンドボーカリストから、保育士、僧侶、講演家、学者まで多岐に渡る。

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