保育士はピアノが弾けないとダメ?習得すべき理由とピアノ練習法を解説
ピアノ上達方法・テクニック
2025/12/31

ピアノがまったく弾けなくても保育士になることは可能です。しかし、ピアノが弾けると、保育現場での対応力をより高めることができます。
この記事では、保育士を目指す方に向けて、ピアノを習得しておくべき理由をわかりやすく解説。保育士に求められるピアノのレベルや独学での練習方法についてもお話しします。
さらに、保育士向けのピアノ教室の選び方もご紹介しますので、ピアノ未経験で保育士を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
ピアノが弾けなくても保育士資格は取れるが習得したほうがよい

結論からお伝えすると、保育士資格はピアノを弾けなくても取得できます。保育士試験はピアノの実技が必須ではないため、ピアノ未経験の方でも受験可能です。
ただし、実際に保育の現場で勤務するうえで、ピアノのスキルが役立つ場面が多くあるため、ピアノはできるだけ習得しておくことをおすすめします。
保育士になるには、指定保育士養成施設を卒業する方法と、保育士試験に合格する方法があります。それぞれの取得方法やピアノの必要性は以下のとおりです。
| 資格取得方法 | ピアノの必要性 | |
| 指定保育士養成施設 | 学校を卒業すれば保育士資格を得られる | カリキュラムにピアノ課題が含まれるため、練習が必須 |
| 保育士試験 | 保育士試験を受験し、合格すれば資格を得られる | ピアノ以外の実技科目を選択すれば不要 |
大学や専門学校など、指定保育士養成施設に進学した場合、ほとんどの学校でピアノの授業が組まれています。ピアノを練習できる環境が整っているため、初心者でも保育現場で活用できる程度のピアノ習得が可能でしょう。
保育士試験を受験する場合、筆記試験と実技試験がおこなわれます。実技試験は「音楽」「造形」「言語」から2分野を選択するので、ピアノが弾けなくても受験可能です。
しかし前述したように、ピアノが弾けるとさまざまな場面で活用できます。保育士を目指すなら練習しておくとよいでしょう。
保育士を目指す人がピアノを習得すべき理由3つ

保育士を目指す人がピアノを弾けるようになっておくと、以下のようなメリットがあります。
- 学校のピアノ課題を楽にこなせる
- 採用試験対策になる
- 保育現場で活用できる
それぞれの内容について詳しく解説します。
1. 学校のピアノ課題を楽にこなせる
ピアノ未経験者が保育士養成施設で学ぶ場合、ピアノの練習が大変だと感じる可能性があります。
ピアノ初心者でも学びやすいようなカリキュラムを組む学校もありますが、人によっては課題についていくのが難しいこともあるでしょう。
あらかじめ楽譜の読み方や指の動かし方といった演奏の基本を身につけていれば、余裕を持って課題に取り組めるようになります。
2. 採用試験対策になる
採用試験にピアノ実技を課す保育園や幼稚園もあるため、ピアノが弾けると勤務先の選択肢が広がります。
特に、公務員保育士を目指す場合、市区町村で運営する保育園の採用試験では、ピアノ実技を実施する場合がほとんどです。そのため、公務員保育士を目指したい人は、ピアノを習得しておくと安心です。
また私立保育園でも、ピアノ経験のある人を必要としている場合や、ピアノが弾ける人に手当を支給する場合があります。ピアノを弾けると勤務先を選びやすくなるため、希望する保育園で働ける可能性が高まります。
3. 保育現場で活用できる
ピアノは保育現場で役立つスキルであり、習得しておいて損はありません。簡単な曲だけでも弾けると、保育活動の幅が広がります。
ピアノが弾けると歌やリトミックの活動で使えるのはもちろん、音で活動の切り替えを伝えることもできます。言葉での指示と比べ、明るい雰囲気で子どもたちの注意を引きつけられるのがメリットです。
保育園の日常活動で求められるピアノは簡単な曲がほとんどなので、「きらきら星」や「ちょうちょう」などの簡単な童謡が弾ければ十分活用できます。保育の質を高めるためにも、ピアノ未経験者は今からでも練習する価値はあるといえるでしょう。
保育士に求められるピアノのレベルとは

保育士に求められるピアノのレベルは、童謡など子ども向けの曲が弾ける程度です。具体的なレベルは以下のとおりです。
- 技術的にはバイエル終了程度のレベル
- 弾き歌いの技術も必要
それぞれについて詳しく解説します。
技術的にはバイエル終了程度のレベル
保育士に求められるピアノのレベルは、一般的にバイエル終了程度といわれています。バイエルをマスターすると、さまざまな子どもの歌に対応できるようになります。
バイエルとは、ピアノ初心者のための代表的な教則本です。19世紀のドイツの音楽教育者フェルディナント・バイエルによって作られました。
バイエルの収録曲は106曲あり、やさしいものから順に難易度が上がっていく構成です。はじめは右手だけの練習から始まり、次第に左手、そして両手での演奏へと進んでいきます。指使い以外にも、音符の読み方やリズム感など、ピアノ演奏の基礎を総合的に学べます。
バイエルを練習することで、保育現場で使えるピアノ技術の習得が可能です。
弾き歌いの技術も必要
保育士は、ピアノ伴奏しながら子どもたちと一緒に歌う「弾き歌い」のスキルも求められます。弾き歌いは保育現場で求められる基本的なスキルであり、活動をスムーズに進めるために欠かせません。
保育園では、子どもたちと一緒に歌いながらピアノを弾く場面もあります。子どもの様子をチェックしながら弾き歌いをするため、余裕を持ってピアノを弾けるのが理想です。
保育士が弾き歌いに慣れておくことで、演奏に余裕が生まれ、子どもたちとより豊かで充実した活動ができます。保育士を目指すならピアノ演奏だけでなく、弾き歌いも練習に取り組んでみましょう。
保育士になりたい人向けのピアノ練習方法
「独学でピアノを練習したいけれど、何から始めればいいの?」と悩む人もいるでしょう。保育士を目指す人向けのピアノ練習方法は以下のとおりです。
- 練習用の楽譜を準備する
- 楽譜の読み方を確認する
- 片手ずつ練習する
- 両手で練習する
- 弾き歌いを練習する
それぞれの内容について詳しく解説します。
1. 練習用の楽譜を準備する
はじめに、ピアノ練習に使う初心者向けの教則本や楽譜を用意しましょう。定番のバイエルや、保育士向けの基礎から学べる教則本などがあります。大人用の教則本では難しいと感じる場合、子ども用の教則本を使うのもおすすめです。
2. 楽譜の読み方を確認する
楽譜を読むのが苦手な人は、弾く前に楽譜の読み方を練習しておきましょう。楽譜の音がすぐにわかるようになると、ピアノ練習に非常に役立ちます。
おすすめの練習方法は以下のとおりです。
- 楽譜の線上にある音「ミ、ソ、シ、レ、ファ」の位置を覚える
- 線と線の間にある音「ファ、ラ、ド、ミ」の位置を覚える
音符の位置が感覚的にわかるまで練習すれば、楽譜が楽に読めるようになるでしょう。
3. 片手ずつ練習する
初心者のピアノ練習では、片手から始めることで演奏の難易度が下がります。まずは右手のパートから弾いてみましょう。右手ができるようになったら、次は左手だけ練習します。しっかり弾けるようになるまで練習を繰り返しましょう。
4. 両手で練習する
片手ずつ弾けるようになったら、両手で弾いてみましょう。最初は両手のタイミングが合うように、焦らずゆっくり弾くのがポイントです。慣れてきたら曲本来のテンポにチャレンジしてみましょう。
5. 弾き歌いを練習する
ピアノに慣れたら、童謡や子ども向けの歌で弾き歌いに挑戦してみましょう。いきなり両手で弾き歌いをするのが難しければ、はじめは右手だけで弾きながら歌ってみましょう。
おすすめの練習曲は以下のとおりです。
- きらきら星
- むすんでひらいて
- ちょうちょう
- かえるの歌
- グーチョキパーでなにつくろう
どの曲で練習するか迷う場合は、ピアノ初心者向けにアレンジした楽譜集などを参考にするのもおすすめです。採用試験に向けて弾き歌いを練習する場合は、止まらずに元気よく歌うことを目標に取り組むとよいでしょう。
独学でのピアノ練習が難しいならピアノ教室が効果的

「独学でのピアノ練習は難しそう」「独学ではピアノが続かないかも…」と不安に思う場合は、ピアノ教室を利用しましょう。
ピアノは独学での練習も可能ですが、レベルに合う楽譜や練習方法を自分で探さなければなりません。自分に合わない練習方法では、上達までに時間がかかってしまいます。
その点、ピアノ教室ならプロの講師による指導で、着実にステップアップできます。個別にカリキュラムを作成してくれる教室に相談すれば、保育士に必要なピアノの基礎を重点的に教えてもらえるのもメリットです。
保育士試験や採用試験でピアノ実技がある場合も、客観的にチェックしてもらえるので自信につながります。ピアノが弾ける保育士になるため、ピアノ教室の利用も考えてみましょう。
保育士を目指す人向けのピアノ教室の選び方

ピアノ教室によって指導方法や方針が異なるため、保育士を目指す人向けのレッスンをおこなっている教室を探してみましょう。
教室選びのポイントは以下のとおりです。
- 指導経験豊富な講師が多数在籍する教室を選ぶ
- カウンセリング重視の教室を選ぶ
- 保育士や幼稚園教諭の対策コースがある教室を選ぶ
- 通いやすい場所にある教室を選ぶ
- 予約システムを確認する
それぞれの内容について詳しく解説します。
1. 指導経験豊富な講師が多数在籍する教室を選ぶ
ピアノ教室を選ぶなら、指導経験豊富な講師が在籍する教室をおすすめします。初心者が感じる疑問や悩みを汲み取り、解決できる手立てを考えてくれるでしょう。
講師が多数在籍する教室なら、相性のよい講師を探しやすいというメリットもあります。
2. カウンセリング重視の教室を選ぶ
保育士になるためにピアノを習うなら、カウンセリング重視の教室を選びましょう。ピアノの悩みや疑問点を相談しやすい教室なら、解決法を講師が一緒に考え、導いてくれます。
相談しやすいピアノ教室を探すには、公式サイトや口コミの確認、体験レッスンに参加するといった方法があります。体験レッスンは、受講前にレッスンの雰囲気を確認できるのでおすすめです。
3. 保育士や幼稚園教諭の対策コースがある教室を選ぶ
保育士や幼稚園教諭のピアノ実技対策コースのある教室なら、目的に合ったカリキュラムで学べます。保育現場に必要な知識や技術を学べるので、試験対策や仕事に活かせるでしょう。
保育士に求められるピアノは、リトミックや弾き歌いなど、通常のピアノとはアプローチが異なります。仕事に活かせる実践的なテクニックを身につけたいなら、保育士に特化したコースのあるピアノ教室がおすすめです。
4. 通いやすい場所にある教室を選ぶ
ピアノ教室を選ぶ際には、教室までのアクセスも重要です。通いやすい場所にあるピアノ教室を選びましょう。
ピアノ教室はプロの指導が受けられる反面、独学と違い通学に時間がかかります。遠い場所にある教室を選ぶと、通学が負担に感じてしまい、レッスンの継続が難しくなるかもしれません。
自宅や学校から近い教室や、よく利用する駅周辺の教室がおすすめです。通学のしやすさも考慮して、ピアノ教室を選びましょう。
5. 予約システムを確認する
忙しくてレッスン可能な時間が限られる場合、ピアノ教室の予約システムも確認しておきましょう。レッスン内容がよい教室でも、先生と予定が合わなければ意味がありません。
ピアノ教室の予約システムは、曜日固定制やその都度予約を取るシステムなど教室ごとに異なります。決まった曜日や時間に通えない人は、曜日固定制の教室では通い続けるのが難しいでしょう。
予定が立てられない場合は、自分の通いやすい時間でレッスンが受けられるように、予約に融通のきくピアノ教室がおすすめです。
保育士のピアノ練習にはBeeピアノスクールがおすすめ!
保育士になるには、指定保育士養成施設を卒業する方法と保育士試験に合格する方法があります。指定保育士養成施設ではピアノの授業があるため、ピアノ未経験でも入学後に練習可能です。あるいは、保育士試験の実技でピアノ以外を選択すれば、弾けなくても問題ありません。
しかし、ピアノが弾けると歌やリトミック、切り替えの合図など、保育現場のさまざまな場面で役立ちます。保育士に求められるのは、童謡など簡単な曲を弾ける程度のレベルなので、少しずつでも練習するに越したことはありません。
「独学でピアノ練習は難しい」「練習したけどうまく弾けなかった」とお悩みなら、ピアノ教室の利用も考えてみましょう。保育士向けコースがある教室なら、保育現場で必要なスキルを基礎から学べます。
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