エレキギターを独学で習得するのは難しい?4つの理由と解決方法を解説
ギター初心者入門
2025/09/24
エレキギターを趣味で演奏している人は多いですが、「独学で習得するのは難しい」と感じている人もいるようです。なぜ独学でエレキギターを習得するのは難しいといわれるのでしょうか。
今回は、エレキギターの独学が難しいといわれる理由や、独学で挑戦するときのポイント、独学で習得するメリット・デメリットについて解説します。
これからエレキギターを始めようと考えている人は必見です。ぜひ参考にしてみてください。
エレキギターの独学が難しいといわれる4つの理由
なぜ、エレキギターを独学で習得するのは難しいという人がいるのでしょうか。主な理由は以下の4つです。
- 上達に時間がかかるから
- 間違った練習をしてしまっているから
- 難しい曲を練習しているから
- 難しいと思い込んでしまっているから
上記の理由を1つずつ解説していきます。
1. 上達に時間がかかるから
理由の1つとして、上達に時間がかかることが挙げられます。プロをはじめとした経験者はギターを簡単そうに演奏しているので、「自分も好きな曲をすぐに演奏できるようになるだろう」と考えている人もいるでしょう。
しかし、ギターはすぐに上達するものではありません。特に初心者のうちは、適切な練習方法がわからなかったり、基礎的な練習に必要以上に多くの時間を費やしてしまったりします。
そのため、なかなか曲を演奏するところまでたどり着かず、上達に時間がかかって難しいと感じる人が多いようです。基礎練習でつまずいて、ギターを挫折してしまう人もいます。
2. 間違った練習をしてしまっているから
独学で習得しようとして、間違った練習をしていることもあります。これからエレキギターを始めようと思っている人は、最初にどのような練習からスタートすべきかご存知でしょうか。
エレキギターを独学で始める人の多くが独学は難しいと感じてしまうのは、「まず何を練習したらよいか」がわからないからです。なかには、いきなりコードを覚えて曲を演奏しようとする人もいます。
その前に学ぶべき基礎があるのに、いきなり曲からスタートすると難しく感じてしまいがちです。
3. 難しい曲を練習しているから
練習に使用している曲がそもそも難しいという場合もあります。エレキギターを始めようと考えている人は、「この曲が弾いてみたい!」という明確な目標を持っている人も多いかもしれません。
明確な目標を持つことは大切ですが、いきなりレベルの高い目標に挑戦すれば、難しく感じてしまうのは当然です。初心者でも、独学で数ヶ月練習すれば曲は弾けるようになります。
しかし、適切なアプローチがわからないままいきなり難しい曲に挑戦すると、「エレキギターは難しい」と感じてしまう原因になるでしょう。
4. 難しいと思い込んでしまっているから
エレキギターは難しいと思い込んでしまっているケースもあります。エレキギターを始める前は「すぐに曲が弾けるようになるだろう」と感じていても、実際に基礎練習を始めると「あれ?意外と難しいのかもしれない」と感じてしまうこともあるはずです。
特に、周りにギターが上手な人や、同じ時期に始めたのに自分より上達している人がいると、「自分には難しい」と思い込んでしまう人がいます。
誰かと比べて「自分には向いていない」と考え、その結果「独学でのギターは自分には難しい」と思い込んでしまうことがあるのです。
独学でエレキギターに挑戦するときの4つのポイント
独学でエレキギターに挑戦するときには、いくつかのポイントがあります。
- 練習計画を立てる
- 初心者向けの曲を練習する
- 人と比べない
- ギター仲間を作る
エレキギターを独学で習得するためには、難しいと感じてしまう理由を1つずつ取り除く必要があります。上記のポイントを意識して練習しましょう。
1. 練習計画を立てる
独学でエレキギターを習得するなら、まず練習計画を立てましょう。エレキギター教則本を購入してもいいですし、動画サイトを使っても構いません。まずどのような練習が必要か調べてみてください。
基本的にはチューニングから学び、音階を出す練習、コードを覚えて和音をスムーズに出せる練習をおこないます。そして、最初は簡単な曲が演奏できることを目指していきます。その間にも、指をスムーズに動かす練習やストレッチなどを取り入れるとよいでしょう。
また、ギター用の楽譜であるTABの読み方や五線譜の読み方なども同時に学んでいくことになります。
初心者のうちにどのような練習が必要かを知って、何をどれくらいの期間練習するかをプランニングしてみましょう。練習計画を立てることで、モチベーションも保ちやすくなります。
2. 初心者向けの曲を練習する
目標としている曲が演奏できることを目指している場合でも、まずは簡単な初心者向けの曲を練習しましょう。もしくは、目標曲を簡単にアレンジしたバージョンで練習するのもポイントです。
意味もなくドレミファソラシドを練習してもあまり達成感がないかもしれませんが、ちょっとした童謡などでも音階で弾けるようになれば、「上達している」という実感を得やすくなります。コードを押して音が出せるようになったら、次は初心者向けの曲を練習しましょう。
初心者向けの曲のなかには、コードを3つくらい理解していれば演奏できるようになる曲もあります。人気のポップスにも、少ないコードで弾ける曲はあります。
レベルに合わせて練習し、弾けるようになったら中級者向けの曲にステップアップしていきましょう。
3. 人と比べない
人と比べないことも大切です。エレキギターを演奏している人が周りにいると、どうしても「自分には向いていないのかもしれない」と比べてしまいがちです。
しかし、たとえ同じ時期に始めたとしても、人には得意不得意がありますし、早く上達しているように見える人が本当に上達しているかは定かではありません。早く上達した人がプロ級の腕前になるかといえば、そういうわけでもないのです。
もし何かと比べるなら、以前の自分と比べましょう。「前はコード進行がスムーズにいかなかったけれどできるようになった」「ストロークが安定してきた」など、自分の変化を見つけていくことでモチベーションを維持できます。
具体的な方法として、練習する際に録音をして以前と現在の状態を比較するのはわかりやすいでしょう。
4. ギター仲間を作る
ギター仲間を作ると、練習のモチベーション維持にも役立ちます。
エレキギターは華やかな印象がありますが、実際に始めてみると練習がかなり地味なことに気づきます。基礎練習は単音や和音をただ出すだけのこともあるので、つまらないと感じてしまう人も少なくありません。
ギター仲間を作るのは、モチベーションを保つためにも有効です。仲間を探すときは、インターネットのサークルや仲間募集、SNSなどを活用するとよいでしょう。
また、初心者がギターが上達するまでの変化をSNSに投稿すれば、一緒に頑張れる仲間や励まし合える仲間に出会えるかもしれません。
エレキギターを独学で習得するメリット
エレキギターを独学で習得するメリットは、以下のとおりです。
- コストをかけずに始められる
- 好きなタイミングで練習できる
- 周りを気にせず自分のペースで練習に取り組める
独学の場合、低コストで手軽に始められる点が大きなメリットです。教則本を購入したとしても、それほど費用はかかりません。インターネットを活用すれば、無料で学ぶこともできます。
また、自分の好きなタイミングで、周りを気にせずにマイペースに練習できるのもメリットでしょう。
エレキギターを独学で習得するデメリット
一方で、エレキギターを独学で習得するには、以下のようなデメリットも存在します。
- 変な癖がついてしまう可能性がある
- 上達に時間がかかる
- モチベーションの維持が難しい
独学の最大のデメリットは、変な癖がついてしまう可能性があることです。たとえば、誤ったフォームで練習していたとしても、誰も間違いを指摘してくれません。
悪いところに気づきにくく、改善方法もわからないため、上達に時間がかかってしまう原因になり得ます。すると、モチベーションの低下にもつながるでしょう。
エレキギターはプロに教わるのがおすすめ
効率よくエレキギターを習得したいなら、プロに教わるのが一番の近道です。
エレキギターの独学が難しい理由として、間違った練習をしていることを挙げました。しかし、スクールに通ってプロから習えば、レベルに合わせて必要な練習のカリキュラムを組んでくれるため、間違った練習をしてしまう恐れはありません。
また、演奏方法などで間違っているところ、直したほうがよいところがあれば、その都度指摘してもらえます。ギターのスクールには、自分と同じようにギターを練習している仲間もいるので、ギター仲間を作りやすく、モチベーションも保ちやすいです。
初心者のうちは「何を練習していいかわからない」「この練習が合っているかわからない」と感じることも多いですが、プロに教わればそのようなことに悩まされる心配もありません。
エレキギターの独学は簡単ではないけれど不可能ではない
実際にプロのギタリストとして活躍している人のなかにも、独学でエレキギターを学んだ人はいるので、必ずしも独学が不可能なわけではありません。最初は難しく感じてしまうかもしれませんが、独学で習得すると決めた人は、ぜひ今回の記事を参考にして初心者向けの練習からコツコツ始めてみてください。
もし、「最初の練習からやり方がわからない」「基礎練習でモチベーションが続かない」という場合には、スクールに通ってプロに教わることをおすすめします。
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