ギターコードの覚え方には、順序とコツがあります。仕組みを理解し、基本から段階的に練習すれば、初心者でも効率的に演奏力を高められます。
本記事では、ギターコードの基礎知識から押さえ方、覚え方、実践練習、初心者向けの簡単な曲まで、1つずつ丁寧に解説します。
「ギターコードの覚え方がわからない」「ギターを始めたいけど、何から練習すればいい?」と悩んでいる方にとって、コードの理解を深め、無理なく演奏に進むためのヒントが満載です。ぜひ参考にしてください。
目次
ギターを始めたばかりの人にとって、最初の壁となるのがコードの習得です。コードを覚える前に知っておくべき基本事項を理解することで、効率的に上達することが可能です。
ここではまず、コードの仕組みから順に解説します。
コードとは複数の音(通常は3つ以上)を同時に鳴らすことで生まれる和音のことを指します。ピアノでは「ド・ミ・ソ」などの鍵を同時に押して和音を作りますが、ギターでも同じ原理が当てはまります。
ギターコードで使用されるアルファベットは全部で7つあります。「C・D・E・F・G・A・B」の7音です。これらのアルファベットは、音楽の基礎となる音階を表し、「ドレミファソラシド」の音名に対応しています。
たとえば、「Cコード」は「ドの和音」を指し、「ド・ミ・ソ」の3つの音を同時に鳴らすことで形成されます。
ギターコードは、リズムを刻む伴奏パートとして、さまざまな音楽の土台となっています。また、複数の音が重なり合うことで、単音では表現できない深みのある音楽表現が可能となります。
ギターコードは、一般的にダイアグラムで示されます。ダイアグラムとは、ギターの指板を上から見た図であり、どの弦をどのフレットで押さえるかを示したものです。
最上部の横線が1弦を表し、最下部が6弦を意味します。縦に走る線はフレットを示しており、黒い丸印がついている所が実際に指で押さえる位置です。
黒丸内には押さえる指の情報も記載されています(「人」=人差し指、「中」=中指、「薬」=薬指)。
左端の〇印はその弦を鳴らす(開放弦)、✕印はミュート(音を出さない)を意味します。たとえばCコードの場合、1弦と3弦は開放弦で鳴らし、✕印の6弦はミュートにします。
ギターコードを弾く際は、正しいフォームと指の使い方を身につけることで、無理なくきれいな音を出せるようになります。
コードを押さえる際は、指先の腹ではなく先端を使い、弦を真上から押さえるとクリアな音が出しやすくなります。指の角度が甘いと、隣の弦に触れて音が鳴らなくなる場合があるため、1本ずつクリアに鳴っているかを確認しながら練習してください。
また、ギターのネックを握る際、手のひらを密着させず、適度な空間を作ることで押さえやすくなる場合もあります。フレットのすぐ横を押さえるとよりクリアな音になりますが、最初は神経質になる必要はありません。
さらに、爪が長いと弦を押さえる角度など工夫がより必要となりますが、短く整えると正確に弦を押さえやすくなります。これらのポイントを意識して、練習を重ねましょう。

ギター演奏を楽しくするためには、コードを工夫して覚えることが大切です。ギターコードは種類が多いものの、仕組みを理解し、段階的に習得することで、無理なく身につけられます。
この章では、コードの種類ごとに覚え方のコツや特徴を解説します。
メジャーコードは、アルファベット1文字で示します。明るく安定した響きを持ち、1度・3度・5度の3音で構成される、ギターでも頻繁に登場するコードの1つです。
このメジャーコードを基礎として、マイナーコードやセブンスコードなどのさまざまなコードが構成されています。つまり、メジャーコードの仕組みを理解することは、より難しいコードを理解するための最初のステップなのです。
具体的な例を挙げると、Cメジャーコードはドの音を基準として、Eメジャーコードはミの音を基準として、Gメジャーコードはソの音を基準として構成されます。そして、重要なのは、どのメジャーコードも、構成する音と音の間隔が同じであるという点です。
この共通の構造を理解することで、さまざまなメジャーコードの押さえ方を効率的に覚えられます。
「Am」「Dm」などはマイナーコードと呼ばれ、それぞれ「エーマイナー」「ディーマイナー」と読みます。
マイナーコードはメジャーコードと同じ3和音で構成されながらも、より暗く切ない響きを持つコードです。メジャーコードの真ん中に位置する音(3度)を半音下げるだけでマイナーコードになるため、音程構造の違いを理解しておくとスムーズに覚えられます。
たとえば、Aメジャーコード(ラ・ド#・ミ)の「ド#」を半音下げて「ド」にすると、Aマイナーコード(ラ・ド・ミ)になります。マイナーコードは感情表現の幅を広げるために欠かせない存在なので、響きと構造をセットで覚えることが重要です。
「7」がついているコードは「セブンスコード」と呼ばれます。たとえば、「C7」は「シーセブンス」と読みます。
セブンスコードは、1度・3度・5度・7度の4つの音でできており、メジャーコードの構造に7度の音を追加することで生まれます。通常のメジャーコードよりも、やや複雑で独特の緊張感のある響きが特徴です。
たとえば、Aメジャーコード(ラ・ド#・ミ)に「ソ」を加えると、Aセブンスコード(ラ・ド#・ミ・ソ)になります。
セブンスコードの1番上の音(7度)を半音上げると「メジャーセブンスコード」になります。メジャーセブンスコードは表記の際、アルファベットの後ろに「maj7」や「△7」といった記号をつけ加えて区別します。
「m」と「7」が組み合わさった「m7(マイナーセブンス)コード」も、ギターでよく使われます。マイナーセブンスも、4つの音で構成される4和音です。
マイナーコードとセブンスコードの特性を兼ね備えており、基本的にはマイナーコードに、セブンスコードの最上部の音(7度)を加えた構成になっています。
たとえば、Aマイナーコード(ラ・ド・ミ)に「ソ」を足すとAマイナーセブンスコード(ラ・ド・ミ・ソ)となり、コードの響きが一気に深みを増します。響きはメジャーセブンスよりも控えめで、哀愁とともにオシャレな印象を与えるため、ポップスやジャズなど幅広いジャンルでよく使われています。
ギターを続けていくと、基本的なメジャー、マイナー、セブンスコード以外にもさまざまな種類のコードに出会います。これらの応用コードは一見複雑に見えるかもしれませんが、基本コードからの変化形として理解すれば、習得しやすくなります。
オンコードは、コードネームに「/」を挟んで2つのアルファベットが表示されるコードです。このコードは、基本的な性質は上のコード、ベース音のみ下のアルファベットの音という意味を持ちます。
たとえば「C/G」は、Cコードの形を押さえつつ最低音がGになるコードで、「シーオンジー」と読みます。
このほかにも、「m7(♭5)」のように3度の音を半音下げた「マイナーセブンスフラットファイブコード(ハーフディミニッシュ)」や、「aug(オーギュメント)」のように3度の音を半音上げたコードもあります。
初心者の段階では、メジャー、マイナー、セブンス、マイナーセブンスの4種類のコードを自在に使えるようになれば、多くの楽曲をカバーできます。より複雑なコードは、実際に必要になった時点で、基本コードとの関連性を意識しながら少しずつ覚えていきましょう。
ギターを始めたばかりの方が最初に覚えるべきなのは、使用頻度の高い基本的なコードです。コードには多数の種類がありますが、よく使う基本コードを覚えておけば、初心者向けの多くの楽曲をカバーできます。
以下は、初心者が最初に優先して覚えるべきコードです。
ここでは、各コードの詳細な押さえ方についても解説します。

Cコードは「ド・ミ・ソ」の3音から構成される基本的なコードです。
押さえる際は指をしっかり立てて、狙った弦だけを正確に押さえることが大切です。ミュートの際は強く押さえすぎると音が出てしまうので、軽く触れる程度にしましょう。

Dコードは「レ・ファ♯・ラ」の3音からなる、逆三角形の形で押さえるコードです。
指を弦に対して斜めに置き、特に薬指はほかの弦に触れないようにしっかり立てることがポイントです。ネックを握る親指を少し内側に入れて、弦に軽く触れるようにするとうまくミュートできます。

Dmコードは「レ・ファ・ラ」の3音で構成されるマイナーコードです。
このコードの押さえ方のポイントは、指を弦に対して斜めに配置し、特に薬指(もしくは小指)を立てて1弦と3弦に触れないようにすることです。最初は指の配置に慣れるまで時間がかかりますが、継続的な練習で少しずつ押さえられるようになります。

Eコードは「ミ・ソ♯・シ」の3音から構成される、基本的なメジャーコードです。
人差し指で3弦1フレットを押さえるときは、隣の2弦に触れないよう注意しましょう。ネックをしっかり握ると指が立ち、ほかの弦への誤接触を防げます。

Emコードは「ミ・ソ・シ」の3音で構成され、多くの曲で登場する基本的なギターコードです。
親指が6弦に触れないように気をつけてください。人差し指と中指を並べて置き、4弦と5弦だけをしっかりと押さえながら、すべての弦をバランスよく鳴らしましょう。

Fコードは「ファ・ラ・ド」の3音からなり、ギター初心者にとって最初の大きな壁となる難関コードの1つです。正式なFコードは左手の指の皮が硬くなり、指の柔軟性が高まってから取り組むのが効果的なため、まずは以下のような簡易版から練習するのがおすすめです。
人差し指で1弦に軽く触れて、音が出ないようにしましょう。

Gコードは「ソ・シ・レ」の3音で構成されるメジャーコードです。
押さえる弦が離れているため、ギターを立てて構えると指が届きやすくなります。最初は完璧を求めず、意識して正しい形で押さえる習慣をつけましょう。

Aコードは「ラ・ド♯・ミ」から構成される、シンプルな一直線の形で押さえる基本的なメジャーコードです。
同じ2フレット内に、3本の指をきれいに収めるのがポイントです。できるだけ指と指の間隔を詰めて配置し、指先で弦を押さえるようにしましょう。薬指が1弦に誤って触れないよう、指をしっかり立てて押さえることを意識してください。

Amコードは「ラ・ド・ミ」の3音からなるマイナーコードです。
指をしっかりと立て、特に薬指が1弦に触れてしまわないよう注意しましょう。6弦は、親指を軽く当ててミュートにします。

Bm7コードは「シ・レ・ファ♯・ラ」の4音から構成される複雑なコードです。
3本の指の指先が自分の顔に向くように斜めに押さえることで、効率よく弦を押さえられます。親指、または5弦を押さえている人差し指の指先を少し伸ばして、6弦をミュートにしましょう。

ここでは、コードを覚えたあとに実践すべき3段階の練習メニューを紹介します。
ステップ1から順に取り組むことで、演奏力が身につきます。ぜひ実践してみてください。
コードチェンジ(コード切り替え)の練習は、ギター上達において最も重要なステップの1つです。多くのコードを知っていても、素早く正確に切り替えられなければ、実際の曲を弾くことはできません。
まずは、2つのコードの間を行き来する単純な練習から始めましょう。たとえば、G→Cなどのコードチェンジを繰り返し練習します。
ゆっくりとしたテンポで、すべての音がクリアに鳴るように注意しながら練習します。慣れてきたら3つ、4つとコードを増やしていきましょう。
メトロノームを使って、一定のテンポを保ちながら練習すると効果的です。最初は遅いテンポから始め、完璧にできるようになったら、少しずつテンポを上げてください。
ストロークとは、複数の弦を一度にピッキングすることで、コード演奏時の基本的な奏法です。ストロークの基本には、6弦から1弦に弾くダウンストロークと、1弦から6弦に弾くアップストロークの2種類があります。
練習方法としては、まず簡単なコード(G、C、Dなど)を選び、均等な力で全弦を鳴らし、一定のテンポで4回連続してダウンストロークのみをおこなう練習から始めます。
次に、ダウンとアップを交互におこなうオルタネイトストロークとして、「ダウン・アップ・ダウン・アップ」のパターンで練習します。
基本を習得したら8ビートなど、さまざまなリズムパターンに挑戦します。2つのコード間でパターンを維持しながらコードチェンジをおこない、最終的に3〜4コードの進行でリズムを保ちながらストロークすることを目指しましょう。
コードチェンジとストロークの基本を習得したら、いよいよ実際の曲に挑戦です。簡単な曲から始めると練習の成果を実感しやすく、モチベーション向上にもつながります。
初心者が最初に挑戦する曲としては、3〜4つの基本コードだけで演奏できる曲がおすすめです。曲を練習する際のコツは、最初から完璧を目指さず、小さな目標を設定して段階的に練習することです。
たとえば、最初はサビのパートだけを練習し、それができるようになったらAメロを加えて段階的に練習しましょう。また、原曲のテンポよりもゆっくり練習し、少しずつスピードを上げていくことで、無理なく上達できます。

ギター初心者が演奏力を高めるには、シンプルなコードで構成された曲に挑戦するのがおすすめです。3つのコードだけで弾ける楽曲は、コードチェンジやストロークの練習にもなり、演奏の楽しさを感じながら技術を身につけられます。
以下は、初心者でも取り組みやすく、なおかつ有名な楽曲です。
これらの3曲はどれも基本的なコードだけで弾けるため、ギター初心者にぴったりの練習曲です。1曲ずつ丁寧に練習して、コードチェンジとリズムキープの基礎を身につけましょう。
この記事では、ギターコードの基本から実践まで、段階的に解説してきました。ギターの上達には、コードの仕組みを理解し、段階的に押さえ方や使い方を習得していくことが大切です。
今回紹介したように、よく使う基本を中心に覚え、コードチェンジや簡単な曲を通して実践を重ねることで、演奏力を身につけましょう。日々の少しの練習の積み重ねが、大きな成長につながります。
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