発声練習を自宅で効果的に行う5つのポイントを徹底解説

歌の練習

2021/08/10

投稿者: 西 貴正

発声練習を自宅で効果的に行う5つのポイントを徹底解説

歌の上達のために欠かせない発声練習は、自宅でも簡単にできるものがたくさんあります。

周囲への騒音が気になる、いつでも気軽に発声練習がしたいという方は、ぜひ試してください。

本記事では、発声練習を自宅で効果的に行う5つのポイントと、発声練習に適した環境の作り方やおすすめのグッズを紹介します。

発声練習を自宅で行う方法5つ

ボイトレ教室で実践するような大声を出す練習ができなくても、プロのトレーナーの指導を受けなくても、発声練習は可能です。

ここでは、自宅でできる発声練習を5つのポイントに分けて紹介します。

1. ストレッチ

歌を上手に歌うためには、体をリラックスさせることがとても大切です。まずは、ストレッチをして体の緊張をほぐしましょう。

体が緊張していると、スムーズに呼吸することができません。

歌うために十分な空気を吸い込めないだけでなく、喉もしまってしまい、のびやかに発声できないのです。

喉のコンディションを左右する首回りはもちろん、肩回りのストレッチも欠かせません。

肩をリラックスさせることで胸を張って正しい姿勢を維持でき、十分に空気を取り込めるようになります。

屈伸などで下半身の緊張もほぐし、体がリラックスした状態になってから発声練習を始めましょう。

2. 腹式呼吸

周囲への騒音が気になる方におすすめの発声練習が腹式呼吸のトレーニングです。

意識してトレーニングを続けることで、歌っているときにも自然と腹式呼吸が使えるようになります。

腹式呼吸のトレーニングを行う際は、仰向けになってお腹に手をあててください。

息を吸うときにお腹が膨らんでいるか、さらに息を吐くときにお腹が限界までへこんでいるかを確認しましょう。

ゆっくり腹式呼吸を繰り返すことで深く呼吸できるようになり、一度に取り込める空気の量も増えます。

3. 表情筋のトレーニング

口元に手を当てる女性

こちらも声を出さずにできる発声練習です。普段あまり人と話さなかったり、口をほとんど動かさずに小さな声で話したりしていると、表情筋はどんどん衰えます。

表情筋は表情を作るだけでなく、発声のうえでも重要です。

表情筋をしっかり動かして歌えば、相手に届きやすい声が出るようになり、豊かな表現ができるようになります。

口を大きく動かして「あいうえお」の形を作るだけでも、筋肉をしっかり使っていることを実感できるでしょう。

頭を上に向けて舌をまっすぐに突き出すトレーニングもおすすめです。表情筋が鍛えられるだけでなく、喉を開くこともできます。

4. リップロール

リップロールは、プロも実践する発声練習です。大きな声を出さないため、自宅で簡単に行えます。歌う前のリラックス方法としてもおすすめです。

リップロールのメリットは、喉や口周りの緊張がほぐれることだけではありません。

音程を取りやすくなり、声量を一定にコントロールしやすくなるのも大きな利点です。

リップロールを行うときは、まずは唇を閉じた状態でゆっくり息を吐きましょう。唇がプルプルと震えたら正解です。

このとき、唇の震えや声の大きさにバラつきが出ないよう、一定の声量で最後まで息を吐ききるようにしてください。

5. タングトリル

声が小さい、滑舌が悪く声がこもってしまう方は、ぜひタングトリルも試してみてください。

タングトリルとは巻き舌の発声練習です。巻き舌を繰り返すことで舌の緊張がほぐれ、よりはっきりとわかりやすい発声ができます。

タングトリルは口を少し開けた状態で舌を上の歯の裏に押し当て、その状態で息を吐きながら舌を振動させます。

巻き舌に慣れない方は、なかなかコツを掴むのが難しいかもしれません。諦めずに練習を繰り返すことが大切です。

発声練習を自宅で行うために必要な環境

ヘッドホン

自宅で発声練習をするためには、声を出しても周囲への影響が気にならない環境作りも大切です。

どのような配慮ができるのかを考えてみましょう。

防音室を作る

自宅でのびのびと声を出して、本格的なボイトレをしたいなら、防音室を作るのもおすすめです。

防音性の高い素材などをホームセンターで購入すれば、10万円以内で作れる作り方もあります。

また、簡易防音室も販売されています。こちらはもっと安く、1万円台で買えるものも多いです。

使いたいときだけ広げられる組立式なので、スペースがない方や賃貸にお住まいの方にもおすすめします。

防音カーテンを設置する

防音性の高いカーテンを設置してぴったり閉めるだけでも高い防音効果を期待できます。防音に特化したカーテンでなくても、分厚いカーテンならOKです。

さらにカーテンを二重にすると、防音効果が高まります。

通常のカーテンでもカーテンを閉めるのと閉めないのとでは大きな違いがあります。発声練習をするときは、必ずカーテンを閉めてください。

防音タイルを貼る

防音性の高いタイルを壁や床に貼る方法もあります。

防音性の高いタイルは、ホームセンターなどでも販売されています。貼り付けるだけなので、DIYなどに慣れていない方でも簡単に設置可能です。

防音効果を高めたい部屋のサイズを事前にしっかり測っておき、適切な商品を購入しましょう。

発声練習を自宅で行うために便利なグッズ紹介

自宅で発声練習を行う際に便利なグッズを紹介します。自宅で発声練習しやすくなるグッズを取り入れることで、練習自体も楽しくなるでしょう。

表情筋トレーニングアイテム

表情筋トレーニングアイテムを取り入れると、発声練習が効果的に行なえます。

表情筋を鍛えられるトレーニングアイテムは、口に挟んで口を動かすタイプがたくさん販売されています。

フェイスラインのシェイプアップなどの目的で売られているものが多いです。

表情筋を鍛えると口周りを動かしやすくなり、なめらかな発声につながります。

特別な時間を作らなくても、家事をしているときやテレビを見ているときに気軽にトレーニングができるのも魅力的です。

トレーニングチューブ

こちらもエクササイズ用のトレーニングチューブですが、太ももに巻いてスクワットをしながら腹式呼吸をすると、発声に大切な筋肉を鍛えながら発声練習ができます。

トレーニングチューブは全身のトレーニングに使える便利なアイテムなので、発声練習以外の目的にも使い続けられます。

収納場所にも困らないので、発声練習グッズやトレーニングアイテムをお探しの方におすすめです。

防音マイク

マイク部分に防音カップがついている防音マイクは、自宅での歌の練習に欠かせません。

大きな声を出しても吸音してくれるので、騒音が心配な方にもおすすめです。

イヤホンや専用のアプリなどを利用して、声を抑えつつカラオケに来たような臨場感のある歌を楽しめるタイプの商品もあります。

自宅でも発声練習を継続しよう

自宅でできる発声練習を紹介しました。

プロのトレーナーに教わらなくても、周囲への騒音を気にしなくてもよい発声練習はたくさんあります。

発声練習を自宅で行う際に便利なアイテムなどもあるので、ぜひ活用しましょう。

歌の上達を目指すなら、発声練習を毎日コツコツ続けることが大切です。できるものから取り入れて、さらに上手く歌えるようになりましょう。

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