エレキギターの独学は難しいと言われる理由と解決方法

ギター初心者入門

2021/06/23

投稿者: 余 賢章

エレキギターの独学は難しいと言われる理由と解決方法

エレキギターを趣味で演奏している人は多いものの、「独学で習得するのは難しい」という人もいます。なぜ独学でエレキギターを習得するのは難しいと言われるのでしょうか。

今回は、エレキギターの独学が難しいと言われる理由や、独学で習得するポイントについて解説します。これからエレキギターを始めようと考えている方は必見です!

エレキギターの独学が難しいと言われる理由

どうしてエレキギターの独学での習得は難しいという人がいるのか、その理由を解説していきます。

1. 上達に時間がかかる

ギターを演奏している人は簡単そうに演奏しているので、これから始める人は「すぐ自分も好きな曲を演奏できるようになるだろう」と考えている方もいるでしょう。

しかし、ギターはすぐに上達するものではありません。特に初心者のうちは基礎的な練習が多く、なかなか曲を演奏するところまでも辿り着かないため、上達に時間がかかって難しいと感じる人が多いようです。基礎練習でつまずいて、ギターを挫折してしまう人もいます。

2. 間違った練習をしてしまっているから

これからエレキギターを始めようと思っている方は、最初にどんな練習からスタートすべきかご存知でしょうか。エレキギターを独学で始める方の多くが独学は難しいと感じてしまうのは、まず何を練習したらいいかわからないからです。

いきなりコードを覚えて曲を演奏しようとする人もいます。しかし、それ以前に学ばなければならないことがあるのに、いきなり曲からスタートすると難しく感じてしまいがちです。

ギター初心者ほど超基礎から徐々にステップアップして練習しなければならないのに、順番を間違えたために難しいと感じてしまうことがあるのです。

3. 難しい曲を練習しているから

エレキギターを始めようと考えている方は「この曲が弾いてみたい!」という明確な目標を持っている方も多いかもしれません。明確な目標を持つことは大切なのですが、いきなりレベルの高い目標に挑戦すれば難しく感じてしまうのは当然です。初心者でも独学で数ヶ月練習すれば曲は弾けるようになりますが、いきなり難しい曲に挑戦すると「エレキギターは難しい」と感じてしまいます。

4. 難しいと思い込んでしまう

エレキギターを始める前は「すぐに曲が弾けるようになるだろう」と感じていても、実際に基礎練習を始めると「あれ?意外と難しいのかもしれない」と感じてしまうこともあるはずです。

特に周りにギターが上手な人や同じ時期に始めたのに自分より上達している人がいると「自分には難しい」と思い込んでしまう人がいます。誰かと比べることで自分には向いていないと思い込んでしまい、その結果「独学でのギターは自分には難しい」と思い込んでしまうことがあるのです。

エレキギターを独学で習得するポイント

譜面台とギター

エレキギターを独学で習得するためには、難しいと感じてしまう理由を一つ一つ取り除く必要があります。

ここでは、エレキギターを独学で習得するためのポイントを紹介します。

1. 練習計画を立てる

独学でエレキギターを習得するなら、まず練習計画を立てましょう。エレキギター教則本を購入してもいいですし、動画サイトを使っても構いませんので、まずどんな練習が必要か調べてみてください。基本的にはチューニングから学び、音階を出す練習、コードを覚えて和音をスムーズに出せる練習を行いながら、最初は簡単な曲が演奏できることを目指していきます。その間にも指をスムーズに動かす練習やストレッチなども取り入れるといいでしょう。

また、ギター用の楽譜であるTABの読み方や五線譜の読み方なども同時に学んでいくことになります。

初心者のうちにどんな練習が必要かを知って、何をどれくらいの期間練習するかをプランニングしてみてください。練習計画を立てることで、モチベーションも保ちやすくなります。

2. 初心者向けの曲を練習する

目標としている曲が演奏できることを目指している場合でも、まずは簡単な初心者向けの曲を練習しましょう。最初は音階がスムーズに弾けるようになったら、音階だけで音を奏でる練習をしてみましょう。

意味もなくドレミファソラシドを練習してもあまり達成感がないかもしれませんが、ちょっとした童謡などでも音階で弾けるようになれば「上達している」という実感を得やすいです。

コードを押して音が出せるようになったら、次は初心者向けの曲を練習しましょう。

初心者向けの曲のなかには、コードを3つくらい理解していれば演奏できるようになる曲もあります。人気のポップスにも、少ないコードで弾ける曲はあります。レベルに合わせて練習し、弾けるようになったら中級者向けの曲にステップアップしていきましょう。

3. 人と比べない

海岸でギターを弾く男性

エレキギターを演奏している人が周りにいると、どうしても「自分には向いていないのかもしれない」と比べてしまいがちです。

しかし、例え同じ時期に始めた人だったとしても人には得意不得意がありますし、早く上達しているように見える人が本当に上達しているかは定かではありません。早く上達した人がプロ級の腕前になるかといえば、そういうわけでもないのです。

何かと比べるなら、以前の自分と比べましょう。「前はコード進行がスムーズにいかなかったけれどできるようになった」「ストロークが安定してきた」など、自分の変化を見つけていくことでモチベーションを維持することができます。

4. ギター仲間を作る

エレキギターは華やかな印象がありますが、実際に始めて見ると練習がかなり地味なことに気づきます。基礎練習は単音や和音をただ出すだけのこともあるので、つまらないと感じてしまう人も多いです。

ギター仲間を作るのは、モチベーションを保つためにも有効と言えます。ネットのサークルや仲間募集でもいいですし、SNSでもOKです。初心者がギターが上達するまでの変化をSNSに投稿すれば、一緒に頑張れる仲間や励まし合える仲間に出会えるかもしれません。

エレキギターはプロに教わるのがおすすめ

ここまでエレキギターを独学で習得するためのポイントを解説してきましたが、効率よくエレキギターを習得したいなら、プロに教わるのが一番の近道です。

エレキギターの独学が難しいと言われる理由に「間違った練習をしている」ということを紹介しました。しかし、スクールに通ってプロから習えば、レベルに合わせた必要な練習のカリキュラムを組んでくれるので、間違った練習をしてしまう恐れがありません。

また、演奏方法などで間違っているところ、直した方がいいところがあれば、その都度指摘してもらえます。ギターのスクールには、自分と同じようにギターを練習している仲間もいるので、ギター仲間を作りやすく、モチベーションも保ちやすいです。

初心者のうちは「何を練習していいかわからない」「この練習が合っているかわからない」と感じることも多いですが、プロに教わればそんなことに悩まされる心配もありません。

エレキギターの独学は簡単ではないけれど不可能ではない

実際にプロのギタリストとして活躍している人のなかにも独学でエレキギターを学んだ人はいますから、必ずしも独学が無理なわけではありません。最初は難しく感じてしまうかもしれませんが、独学で習得すると決めた方は今回の記事を参考にして初心者向けの練習からコツコツ始めましょう。

最初の練習からやり方がわからない、基礎練習でモチベーションが続かないという方はスクールに通ってプロに教わることをおすすめします。

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2011年から自身が作曲をするインストゥルメンタルバンドでの活動を開始。全国のCDショップ、配信サイトでリリース、ならびに全国のみならずアジアでのライブを行う。2015年には大規模野外フェスでの出演、都内、関西圏での3000人規模のライブハウスでの出演も成功させる。

個人での活動では、国内外問わずアーティストへ作曲提供をしており、2017年、提供した楽曲がitunesでオリコン1位を記録。2019年には自身のバンド「World Maps」が、FUJI ROCK FESTIVALに出演。

SNSでも活動をしており、youtube上で5万人超の登録者がいる音楽チャンネル「Home Sessions」で演奏を始め、楽曲提供、アレンジを行なっている。
また、FM yokohamaにてパーソナリティとして番組を担当。歌うようなギタープレイに定評があり、現在も多数のフェス、ライブハウスで全国を周り、活躍中。

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