ベースが難しいと言われる理由と弾きこなす3つのポイント

ベース初心者入門

2021/06/11

ベースが難しいと言われる理由と弾きこなす3つのポイント

ベースは楽曲の土台となる音を奏でる非常に重要な楽器です。

その一方で、華やかなギターに比べてベースは難しいと言われています。

ベースはなぜ難しいと感じる人が多いのか、その理由と、ベースをうまく弾きこなすためのポイントについて詳しく解説します。

ベースが難しいと言われる理由

まずはベースが難しいと言われる理由を紹介します。

ベースにチャレンジしたいけど途中で挫折してしまわないか心配という方は、あらかじめベースの難しいポイントを確認しておきましょう。

1. リズム・コード・メロディを理解しなければならない

ベースはギターのようにメインとなる音を奏でるのではなく、楽曲の土台を構成する音を奏でる楽器です。

そのため主体となるメロディだけでなく、全体のリズムやコード進行の流れもしっかり理解していなければなりません。

ベースを始める前に楽器をしていた、音楽について多少の知識がある方ならベースの音の仕組みについても理解しやすいですが、楽器も音楽もまったくの初心者だという場合は理解できるようになるまで時間がかかります。

2. 音を自分で確認しにくい

ベースはギターに比べて音が低く、楽曲の一番底で鳴り響くようなメロディ、進行のものがほとんどです。

そのためギターのように簡単に耳でコピーしにくく、また自分が演奏していてもこれで合っているのかがわかりにくいです。

市販のバンドスコアはコードが間違っていることも多いですが、ギターであれば気づきやすいもののベースでは気づきにくく、メンバーと音を合わせてから初めて違和感に気づくということもあります。

1人で練習していれば音を理解しやすいですが、メンバーと音を合わせると自分の演奏している音を見失ってしまう、または自分の音にばかり集中してしまいメンバーの音と合わせられないといった事態に陥ることがあります。

3. モチベーションを維持しにくい

ギターソロや印象的なリフなど、ギターは少し弾けるようになると上達を実感できてそれがさらに練習しよう!というモチベーションにつながります。

ですがベースは単調な練習の繰り返しばかりで音も目立たず、楽器の中でも華やかな存在とはいいにくいです。

そのため、ライブで目立ちたい、わかりやすくかっこいい演奏をみんなの前でしたい!という方だと不満に感じてしまうことも。いくら練習しても上達を実感しにくく、周囲からも評価されにくいため、続けるモチベーションを維持しにくいという難しさもあります。

難しいベースを弾きこなすポイント

ベースを弾く男性

そんな難しいベースを弾きこなすにはどんなことをしてみればいいのかについて紹介します。

難しいベースでも弾きこなせるようになれば楽しいですし、ライブでは目立たなくても楽器を演奏したことがある人が見ればあなたの上達も理解してくれます。

ベースもギターもその他のドラムも、上達のポイントは継続した練習です。

ポイントをおさえつつ、コツコツ練習を積み重ねていきましょう。

1. 簡単な曲から練習する

ベースは難しいと言われていますが、一方でルート弾きの楽曲も多いです。

ルート弾きとは、1小節まるまる同じ音を一定のリズムで弾き続けるという奏法です。

弾いてみるとわかりますが、簡単ではあるもののしっかり楽曲を支える音を奏でられます。

とりあえず何か一曲弾けるようになってモチベーションをアップしたい場合は、ルート弾きがほとんどの楽曲を選んで練習しましょう。

簡単で短い曲であれば、数日練習すればすぐに弾けるようになります。演奏が簡単な分、リズムやコード進行、メロディにしっかり気を配り、メンバーと息の合った演奏ができるようにしてみてください。

2. リズム感を身につける

ベースは音が取りにくい楽器です。演奏中に自分の音を見失ってしまう、他の楽器とのバランスを考えながら演奏できないという方は、リズム感を身につけましょう。

リズム感がないと自分が奏でている音を追いかけるのに精いっぱいになってしまいます。しかしリズム感を身につけることで楽曲全体の流れを把握しながら演奏できるので、リズムの中にある自分の音も確認しやすくなります。

また、ベースはドラムとともにバンドの中でも「リズム隊」と呼ばれることもある楽器です。ベースとドラムのリズムが狂うと全体にバラつきが出て、まともな演奏ができなくなってしまいます。

ギターやボーカルが先走ったり遅れたりしたときに正しいリズムに引き戻すのもベースとドラムの仕事の1つです。

メトロノームアプリを使いながら練習する、楽曲を聞きながら手拍子を打ってリズムを体に染み込ませるなど、リズム感を磨く習慣をつけましょう。

3. 他のメンバーの音をよく聞く

ベースは地味だと言われる楽器ですが、それでも派手な演奏をするベーシストも多いです。そんなベーシストに憧れる気持ちもわかりますが、目立つ演奏を習得する前にメンバーの音と合わせる技術を身につけましょう。

全体の音をまとめる、楽曲をより重厚なものにするのがベースの重要な役割です。そのためには他のメンバーの音をしっかり聞くことが大切です。

他のメンバーの音と自分が奏でている音の調和を図ることで、楽曲のクオリティも、あなたの技術もより高いものになっていきます。

最初は自分の演奏だけで精一杯になってしまうかもしれませんが、徐々に他の音も聞きながらの演奏を目指しましょう。

ベースが難しいと感じたらスクールへ

5弦ベースのヘッド

ベースを1人でもくもくと練習するのは、なかなかモチベーションが続きにくいものです。今はネットや動画で簡単にベースの弾き方も検索できますが、独学だと限界を感じてしまうこともあるでしょう。

どうしてもベースが難しい、それでもベースを続けたいという方は、スクールを検討してみることをおすすめします。

スクールに通うことのメリットは次のとおりです。

基礎から応用までプロに教えてもらえる

スクールに通えば、基礎中の基礎から応用技術まで、独学ではなくプロのアーティストに教えてもらえます。

文字で読むだけ、動画で見るだけではわかりにくかったポイントも、きちんと理論立てて理解できます。

また、自分がどれくらいのレベルなのかを確認できたり自分の苦手を知れたりするのもスクールのメリットです。

バンドメンバーを探せる

スクールにはベース以外にもギター、ドラム、ボーカルなどさまざまなパートを練習しにくる生徒が集まっています。

バンドを組みたいけどメンバーがいない場合でも、スクールで仲間を見つけてバンドを結成できます。

スクールなら音楽の趣味やどんなバンドを組みたいのかという目的が一致する人も見つけやすいです。

難しいベースもポイントをおさえれば上達できる!

ベースはギターよりも弦が少なく、簡単なルート弾きもある分気軽に始める人も多いですが、少し練習を続けてみるとその難しさに気づかされます。

ベースは派手な存在ではないもののバンドの音を支える重要なポジションで、しっかりとした技術が求められます。

単調な音ばかりで練習のモチベーションが続きにくいのもベースが難しいと言われる理由の1つですが、必要であればスクールに通うなどして仲間と一緒にベースの練習を続けましょう。

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